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渡辺淳一全集 第7巻

渡辺淳一全集 第7巻

渡辺淳一全集 第7巻

作家
渡辺淳一
出版社
KADOKAWA
発売日
1996-03-01
ISBN
9784045736070
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渡辺淳一全集 第7巻 / 感想・レビュー

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杜のカラス

野口英雄は、最近は知らないが、高齢者といわれる世代には、日本人の模範的英雄だった。貧しく身体にハンディがあっても、努力と運で立身出世、外国へ渡り、日本人の評価を高めた。当時は、明治期、日本そのものが欧米に追い付こうとしていた時代、世界中が苦しんでいた梅毒の克服で評価された。もう一歩で、ノーベル賞受賞、差別もあっただろう、黄熱病解明のミスもあっただろう、にもかかわらず日本の誇りである。女性への態度も面白い。医師開業試験の女性への思い、相手にされず、悔しい思い、結婚したアメリカ人の妻の健気さなどを感じた。

2022/08/17

ろくしたん

難しすぎた。渡辺淳一は中国では、村上春樹並みの人気とのこと。言われてみれば、魯迅っぽいかも。とはいえ、沢木耕太郎的な遊び感もある。

2021/05/22

ほっそ

全集で「遠き落日」を読む。 偉人とされている彼の狂気の一面を知る。 文学だと、後年偉業が否定されることはないけど、サイエンスはそういかない厳しいものである。 金使いの荒いのには、正直ひっくりかえった。父親への増悪に近い気持ちも。

2016/11/28

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