渡辺淳一全集 第10巻
渡辺淳一全集 第10巻 / 感想・レビュー
杜のカラス
この四姉妹、この出来事は一般的なのか。それぞれに大変なことはある。長女は、男に騙されて自殺、次女は長女を襲った男に処女を奪われ、逆に恨みを晴らし、その息子と男女の仲になる。三女は、養子を迎えたが、客と不倫、その子を宿し産む、四女は、遊び倒した挙句、エリートサラーリマンと結婚し、結婚前夜に遊び人の中年とセックスする。それが今の普通か、恐ろしい時代だ。まるでエロ・官能映画の世界だ。もともと渡辺淳一は、まともな小説や伝記も書いている立派な作家だけれど、エロと官能作家でもある。男は女を大好き、しかたないな。
2022/09/13
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