渡辺淳一全集 第20巻
渡辺淳一全集 第20巻 / 感想・レビュー
杜のカラス
不倫、難しいテーマ。著者、官能小説・半分エロ作家と思っていた。他の作家だって、官能・エロいっぱいの小説は多い。この著者、そういう評価が多い。『化身』など日経新聞で連載されたもの、日経は経済記事だけでなく、文化的な記事も洗練、いいものがある新聞である。この『うたかた』、ただの愛欲もの、興味本位となりがちではある。不倫や夫婦、など考えるいい作品である。現実に、不倫や離婚、永い人生を壊した人も多い。波風立たないのがいいか、ロマンに徹するか、ひとそれぞれ。小説、作り話、現実に、不倫するば、人生への考えが変わる。
2022/05/09
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