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84歳の母さんがぼくに教えてくれた大事なこと

84歳の母さんがぼくに教えてくれた大事なこと

84歳の母さんがぼくに教えてくれた大事なこと

作家
辻仁成
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-10-31
ISBN
9784046045676
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84歳の母さんがぼくに教えてくれた大事なこと / 感想・レビュー

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いつでも母さん

天晴れなお母さん。スーパーお母さん。辻さんのことはほとんど知らないけれど、素敵な親子関係なのが伝わる本作。お母さんの珠玉の言葉たちをこんなにたくさん覚えているのが凄い!お母様もきっと嬉しいだろうなぁ。『今日も精一杯生きたらよか。誰はばかることなく生きたらよか。』全ての母親が我が子に寄せる思いだよね。お母様の作品が載っているが素晴らしい!笑顔の写真も素敵。読み易い文体で芥川賞作家だと忘れちゃう(褒めています)

2022/10/24

美登利

凄い。圧倒的な母の愛に打ちのめされた感じです。辻さんがこんなにも多才なのはお母様譲りなのですね。名言が胸に沁み入ります。夫の愛ゆえにずっと籠の鳥ではあったけれど、多くの才能を開花させ、途中からは夫を説得し自由も勝ち取りイキイキと生きている姿は素晴らしい。そして息子たちだけではなく多くの主婦たちも育てた母。何度となくお母様から「人生」という言葉が出てくるけれど、辻さんが「ひとなり」と「じんせい」と使い分けているのはそういう意味があってのことかしらと思いました。いやはや、本当に九州のおなごは強かたい!

2019/11/27

ヒデミン@もも

この頃、私生活が気になる辻仁成さんのお母さんに捧げるエッセイ。男ってやっぱりマザコン。強くて素敵なお母さん。『負けるというのは、自分に負けてしまうこと‥。勝つ必要はないが、負ける必要もない』『逃げてよか。人生は長い全部を相手にすることはない』『人生はだましだまし行け』お母さんの言葉をこんなに覚えてる息子はいないだろう。

2022/03/26

あつひめ

タイトル通り、生活している姿で息子にいろんなことを教えている。母親業って凄い影響力だと思う。いくつも心に響く言葉後出てくる。幸せだと思えることが、幸せになる一番の方法。不幸だと思ったら幸せは近寄らない。心に刻む。辻さんは本当に小さい頃のことをよく覚えている。母の背中や温もり。読みながら自分の子供の頃を思い出そうとするがなかなか思い出せない。切り取って箱の中に片付けてしまったようだ。辻さんの子供との向き合い方は、お母さん譲りなのかも。叱るのではなく話をしながら進んでいく。大事なことがいっぱいある。

2020/02/29

さく

お母さん、パワフルー!!お父さんの束縛が強くて、お母さんには自由が少なかったけれど、外出できない代わりに、家で料理教室や刺繍教室を開いた。常に「今を全力で生き」ていて、どこにいても周りに人が集まってくる。引っ越し前夜には、お母さんの生徒さんが100人以上家に雑魚寝しにきたとか。魅力あふれるお人柄だったのだろうな。そして、辻さんは、お母さんのことが本当に好きなんだなぁ。ここまでくると、ちょっと引いてしまうけれど。お母さんになりきって、お母さんの旧姓で出した小説、気になります。

2022/11/05

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