神仏のまねき (梅原猛「神と仏」対論集 第三巻)
神仏のまねき (梅原猛「神と仏」対論集 第三巻) / 感想・レビュー
ispanoman
猿野助を襲名する前の市川亀治郎との対談。彼の人となり、彼の同世代の何人かが今、これからの歌舞伎を担っていることを見通している。『理論を構築する』ことで新しい歌舞伎にチャレンジしていくことが初めて可能となるという二人の考え方に他の世界にも通用するものを感じる。
2015/06/23
あさひ
梅原猛が歌舞伎の脚本を書いてたとは知らなかったし、今の市川猿之助さんがここまで博識な人だとも思わなかった。私に芸能の知識がないせいでいまいち想像しにくいところも多かったので、もうちょっとそのへんが分かるようになってから再読したらもっと面白い本だと思う。「狂気と正気の間の細い道」は、具体的に何か作品を創造する人だけじゃなくて、内向的なことをする人全般に関わることだと思う。重いものと笑いのバランスは心がけていきたい。あと最後の方に河合雅雄の名前が出てきてびっくりした。
2012/11/11
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