日本怪魚伝 (角川地球人BOOKS)
日本怪魚伝 (角川地球人BOOKS) / 感想・レビュー
幹事検定1級
日本に生息した、生息されていたとされる怪魚に関する短編集。幾つかの短編では柴田哲孝さんの代表作シリーズでもある「有賀雄二郎」も登場します。人間によって様々な謎が解明されている世の中ですが、奥深い秘境の湖や沼には普段姿を現さない怪魚が今でも生き残っていることでしょう。興味深く読ませていただきました。(図書館本)
2016/09/24
anxiety
「下山事件 最後の証言」以来の著者作品。たまに行く古書店にて購入。釣りを通じた魚と人の係わりを描く短編集。この人の作品は虚実がよく分からない。自身の経験だという話ですらそうなので、どうにも話との距離感が摑めない感じ。
2022/07/01
oct2
フィクションとノンフィクションが入り交ざった怪魚の話。12話のプツッとした終わり方は…こんなのもアリかなと。割と読者限定だからこそやれたのか。
2016/01/31
ウチ●
橋を渡るとき必ず水の中を眺めます。小さな水溜まりの中にも何かいないか、と気にかかります。海水浴には必ず水中メガネ持参。(大人になってからも!)そして、小さな魚でも見つけた日にはもう大変。デートの際にデパ地下の魚売り場に行ったことがある。何度も。繰り返し。おかげでケンカになりました・・・。以上の事柄に、一つでも思い当たる人には絶対オススメします。(私、全てです・・・)夢か幻のようなお話、身につまされる話、T.K.へのオマージュ。イラスト抜きで上製本に仕立てたらなおよろし。(幻は各人の胸の内にあってこそ。)
2013/09/30
gsf75000
何しろ釣りとサカナが大好きなので、タイトルに惹かれて読み始めた。日本国内、しかも淡水における大物をメインに12魚種、それぞれをテーマにした短編集となっている。四万十川のアカメ、琵琶湖のオオナマズ、大鳥池のタキタロウなど、釣り人の興味とロマンを掻き立ててやまない魚たちが目白押しで、とても楽しかった。ただ、タイトルにある通り、テーマは「釣り」ではなくあくまで「怪魚たち」となっていて、中には釣り人がでてこないエピソードもあって全体にバラエティ感があった。いや~、大物はやっぱいいですね。釣りに行きたくなってきた。
2013/04/10
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