小説一途 ふたりの「源氏物語」
小説一途 ふたりの「源氏物語」 / 感想・レビュー
detu
瀬戸内寂聴と田辺聖子。源氏物語についての思いを対談とそれぞれのエッセイで綴る。私自身、何度も挫折した源氏物語、未だ未完読。分からなくて当たり前なんだと安心した。だいぶ物語のあらましも理解出来た。お二人の源氏物語への思いは相当深い、翻訳出してるから当たり前だけど。後半は恋愛観とか女性の生き方などのフリー対談とエッセイの二部構成。ベストセラー作家は何をやっても面白い。
2020/11/04
雨巫女。
《私-図書館》源氏物語にからむ話を二人が語る貴重な話。次の大河ドラマになるし、面白そう。原文で、読むのは、難しいから、現代文で、読みたい私。誰の訳で読むが、参考になりました。読み比べしながら、ぜひ読みたいなあ。
2023/07/08
ぼんくら
田辺聖子と瀬戸内寂聴の対談エッセイを収録。現代の才媛お二人の、源氏物語について、書く事についてのいろいろ。前半は2008年千年紀だった源氏物語について。二人とも源氏物語のエキスパートだから源氏を知らなくてもとても面白い。というか源氏物語を読みたくなります。いろんな裏話も出てくる。紫式部は性格悪かったとか、谷崎訳は読む気力を失わせるとか、与謝野訳は紫の上=紫夫人とか、円地文子が田辺新源氏に嫉妬してたとか。源氏物語が読みたくなる。後半は書くことについて。物知りでユーモアのある二人のお話はとにかく面白かった。
2011/06/20
よみ
川端康成氏が源氏物語の訳に挑戦していたなんて…!是が非でも読みたかったです…
2017/05/09
冬薔薇
再読。谷崎源氏は眠くなる、と、私だけじゃなかった。幻の川端源氏も読んでみたかった。新しい時代にはその時代の源氏物語がうまれてくるべきと。数年おきに様々な作家の訳、創作が出てきて嬉しい。中でも橋本「窯変源氏物語」は一番面白かった。「読むたびに新しい発見をする、だから死ぬまで読み続けられる」まさに。
2021/02/20
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