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パリ、娼婦の館

パリ、娼婦の館

パリ、娼婦の館

作家
鹿島茂
出版社
角川学芸出版
発売日
2010-03-27
ISBN
9784046214393
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パリ、娼婦の館 / 感想・レビュー

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harass

大戦間のパリの娼婦についてのエッセイ。公娼の許可制度の仕組みやいかにして娼婦になるのか、など豊富な資料を引用し語る。仏単語として店名が定着した有名娼館など。性を商売にするアイデアは現代日本でもあまり変わらず。当時の遊び人の日本人が書いた手記で「宝石ばあさん(76)」の記述に爆笑。というか今の夕刊紙の風俗記事とまったく同じやないか。「鳥男」にも脱力。気楽な読み物として。凝った装丁も楽しい。この本は続編があるようだ。娼婦の歴史は語ることが多いようだ。

2017/04/28

ごへいもち

この本を書くのにまた借金が増えたのだろうか、とか思ってしまう

2017/05/21

あび

鳥男とか馬男とか、金持ちの変態プレイの話が面白かった。身体じゅうにローションを塗って、枕を裂いて中から羽を取り出して身体にまぶしていく。そして鳥になりきって奇声をあげながら部屋を走り回って、女の人に叱ってもらう。上級者すぎですね。笑った。

2019/01/20

kenitirokikuti

図書館にて。パリ、19世紀から20世紀前半の娼館の様子を描く▲国立国会図書館の戦前発禁本コーナーを見ると、エロものは昭和5年ごろに集中している(島洋之助『童貞の機関車』もリストに)。鹿島の推測では、左翼運動を抑制して大衆の目をエログロナンセンスに向けようと政府が検閲方針を変更したが、ゲリラ出版社が先に動いちゃったせいではないかとしている。オカルト系の紹介・翻訳者、酒井潔にも『巴里上海歓楽郷案内』てのがある。

2018/09/29

詩歌

男性の勝手な解釈から生まれた「まっとうな女性の目に触れない範囲に囲い込まれ、閉じ込められた娼婦たち」の家、メゾン・クローズ。1930年代仏。当時考えられていたレズビアン発生メカニズムが可笑しい。

2014/05/05

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