物語工学論
物語工学論 / 感想・レビュー
くろまによん
物語を作るうえで大変示唆に富む一冊。本書の中に挙げられている本を読むだけでもだいぶ違うだろう。これまでに試行錯誤してきた人間か、あるいは類書を読んできた人間でないととっつきにくい部分もあるが、やりたいなら読むべきだと思う。読みながら思考が整理され、考えが明快になっていくのを感じた。良書だと思う。
2015/09/10
真塚なつき(マンガ以外)
「物語とは、「期待は裏切らないけど予想は裏切る」べきものである。「期待してないけど、予想通りに来てしまう」ものは死である。物語と死は対偶関係にある。」またこういうカッコいいことを最後の方にコソッと書くんだから……。文庫版からこちらに遡って読み返して、やっぱりキャラ作成チャートはバリエーション一覧とセットでないと効果半減だなぁと思った。あと補章B。(文庫版にも一覧や補章Bを前提にした記述が残っており、そのへんはちょっといただけなかったり。)
2013/10/31
つばな
色々考えた上で7つの類型に到達したんだろうな、とその過程を思うとカズマは本当にギークだなと思った。彼の思考をたどるという意味で面白いです。それより対談の賀東がグロッキーすぎて、フルメタ完結した今となっては微笑ましい限り。それにしても蓬莱学園コミュニティは強固で、中核にいたこの人たちがいつまでも仲睦まじくうらやましいです。
2012/04/14
2n2n
「工学論」と謳ってはいますが、実際に読んでみた限りでは、物語のキャラクターを「分類」してみただけ、という印象を持ちましたな。むろん「分類」という行為そのものは科学的なものだとは思いますが、それでもなんか物足りなさを感じました。
2009/08/22
EnJoeToh
自分とは発想が完全に逆で面白い。
2009/08/15
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