源氏物語 時の姫君 いつか、めぐりあうまで (角川つばさ文庫 F む 1-1)
源氏物語 時の姫君 いつか、めぐりあうまで (角川つばさ文庫 F む 1-1)
- 作家
- 出版社
- 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日
- 2011-11-15
- ISBN
- 9784046312013
源氏物語 時の姫君 いつか、めぐりあうまで (角川つばさ文庫 F む 1-1) / 感想・レビュー
マツユキ
娘が借りた本を読みました。 一目見た美しい男君を忘れられないゆかりの姫は、水鬼に頼み、探してもらう…。 ゆかりも水鬼も可愛く、夢の中を行き来する幻想的な雰囲気も素敵。出会う女性すべてを魅了するが、満たされない光の君の優しさとが伝わりますが、こんなややこしい男はやめとけ!と思ってしまう。年齢差は思ったほど、気にならなかったな。 もう一冊、瀬戸内寂聴さんによる『源氏物語』も借りているので(こちらは自分で)楽しみです
2021/04/22
無識者
夕霧が生まれる辺りまでの話。水鬼という架空の子供にしか見えない霊を登場させ、主に水鬼の視点から物語の概要を伝える。どうも私が古文が苦手に思うのは、想像力の限界からか共感するポイントが見当たらないことである。自分の生活から抜け出て考えるというのが苦手。今の高校生ぐらいの年齢での悩みと噛み合わない。極端にいえば女性との悩みが、今日のAランチBランチCランチどれにしようかな?のような悩みに見えかねない。源氏物語に魅力を感じている人の本を読んでみようと思います。
2016/04/26
シュウ
源氏物語の大筋を知るにはいいかも。オリジナル設定を含んでいることを頭の片隅において読むべし。
2015/10/13
Minamo
娘が百人一首をやり出して古典に興味を持ち読みたいとせがまれて購入した本。 とりあえず私も読んでみた。 光源氏ってそうそう、こんな感じ。 子供にもわかりやすくて良き。
2024/04/15
かもちゃん
源氏物語を子ども向けに工夫して読みやすくしてありました。原作にはない水鬼というキャラを狂言回しに使い、物語を展開していきます。子どもが感情移入しやすい子ども(ゆかり…後の紫の上)を中心に据え、際どい場面を上手く避けながら、ゆかりの気持の成長とともに読者の関心を最後までひっぱっていきます。エピソードをつなぐ感じで、時代風俗や宮廷の慣習などはあまり詳しくは描かれていませんが、源氏物語の入門としては良いと思いました。この本で興味を持って古典に親しむようになれるといいなぁ。源氏物語は出会わないともったいない!
2017/07/09
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