新訳 星を知らないアイリーン おひめさまとゴブリンの物語 (角川つばさ文庫)
新訳 星を知らないアイリーン おひめさまとゴブリンの物語 (角川つばさ文庫)
- 作家
- 出版社
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日
- 2015-06-15
- ISBN
- 9784046314420
新訳 星を知らないアイリーン おひめさまとゴブリンの物語 (角川つばさ文庫) / 感想・レビュー
鳩羽
ゴブリン達と因縁を抱える王家の一員であるため、星を見たことのないアイリーン。あるとき、知らない階段を登っていくと、ひいひいおばあちゃまだという美しい貴婦人が糸を紡いでいた。アイリーンはその不思議な女性と交流を持つようになるが…。結構字が細かく、また文字数も多い。でもイラストは豊富で、幼い感じすらする。派手な冒険の話ではない。正しいことや礼儀を守り、目に見えなくても誰かに否定されても、美しいものを信じること。身近にあるものの神秘を感じること。がテーマではないだろうか。カーディーのお母さんの絵がエロい。
2016/03/21
ちぃ。
本の世界で気持ちよく読書いたしました。
2023/07/24
歩月るな
他の所でも言われている超有名なチェスタトンの「存在を変えた」とまで言わしめる作品。広く読まれてはいないが、岩波少年文庫にはたくさん本があるらしいファンタジーの父マクドナルド作品。お城と山と坑道とゴブリンの地下世界と言う極めて狭い範囲を物語の舞台としている所が特徴であり、今回は冒頭にワールドマップも完備。構造的に向こう側とこちら側の行き来が多いのも特徴的で楽しいスペクタクル。作品の成立背景を絡めてアリス第三の物語としても読めるかも。若き日のカーディーのお母さんがゴブリンに襲われ逃げる話の挿絵は割とアダルト。
2018/02/15
おりぜる@論文終わるまで読書可能時間激減
ちょっと積んでた本。ブックウォーカー版。最近ゴブリンが流行ってると聞いて。ゴブリンの現在のイメージの源流を作った本らしい。児童向けのおはなし。イギリスの作家。1872年出版。▼同文庫のアリスシリーズと同じイラストレーターによる挿絵。この人の絵が好きなんだよねぇ。▼冒険はおもしろかったのだが、乳母のルーティーの主人公に対する対応が、現代人の視点?で見ると、いろいろと問題すぎて、終始イライラしてしまった。続編もあるらしいので、読んでみたい。
2018/10/23
ゆう
図書館本。マクドナルドさん、おすすめの海外の御本を探してる時にみかけたので、図書館で借りてみました。無邪気なお姫様と勇気のある少年の物語。大人になって読むとこう、いまアイリーンたちがいう言葉を信じることができるかわからないなぁと、思いながらも、見えないものを否定しないようにしていきたいなぁ
2017/06/09
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