すずめの戸締まり (角川つばさ文庫)
すずめの戸締まり (角川つばさ文庫) / 感想・レビュー
羊山羊
映画がすごかったので。主人公すずめがヒロイン草太と日本全国にある災害の元、後ろ戸を封印する為に旅するロードファンタジ。単純なセカイ系ではなく、明確に主人公が世界と関わろうとしているところが読み取れたのが印象深い。あと、映画もちょいちょいフェティッシュだなと思っていたけど、耽美派か!?と思うくらい艶やかなシーンがある。すずめが草太にキスするシーンをわざと描かない所とすずめのシャワーシーンのねっとり描写は素晴らしい!あと、イラスト盛りだくさんなのと表紙のすずめが可愛いのが良い。文庫版よりつばさ文庫版のが好き。
2023/03/26
カール
児童書の新刊の棚で発見。映画を観る前の予習として読み始めました。児童書なので、全てにふりがな付きなのでラッキー。あ〜、こういうストーリーなのねと、映画を観るのが楽しみになりました。絶対泣きそう。
2022/11/28
うとうと
映画ノベライズ。九州で叔母と暮らす17歳の鈴芽は、廃墟にある「扉」を探す青年・草太と出会う。/「後ろ戸」からミミズが暴れ出て地震が起こり、「閉じ師」がそれを鎮めるという神話のようなエピソードの一方で、生々しく描かれる東日本大震災の傷跡。鈴芽と環さんの微妙な家族関係。読んで理解が深まった。映画にはなかった(あったのかな?)けど、環さんが毎日作ってくれる凝ったお弁当について、鈴芽が「わざとじゃないけれど、お弁当を持たない日はほんのすこしだけ解放感がある」というのが切なかった。
2023/03/09
MINA
映画館の物販で扱ってたのが何故かこちらの角川つばさだけだったのだけど、結果的に挿絵もあって良かった~!その分ちょい価格高いのだが。映画で感動したのを小説でもっかいしみじみと…。全キャラ大好きやし、ほんっと素敵な物語だった!すずめや草太が最高なのは勿論として、環さんの嘆きに芹澤の軽やかさ。ただ、そうは言えども映画を補完してる小説版として楽しむ分には最良だけど映画前にふつーに小説として読むと物足りないんだろうな、とも。前作の『天気の子』は正直ピンとこなかったけど、今回はとても良かった~!
2022/11/24
えすてい
映画を見て再読。映画が小説版で「足りなかったところ」を大幅に補強してくれた。小説版を前もって12回も読んだので公開初日からスムーズに映画に浸れた。こういう映像だったんだというところばかりだった。ところで映画ではペンキの色をすずめに選ばせるところ、小説では羊朗ののもとをすずめの去ったところでの羊朗のサダイジンへの声掛けがない。君の名は。・天気の子・すずめの戸締まり、3作品ともヒロインの母親が死んでる。ヒロインの母親が死んでいるのは新海誠にとって何か「拘り」のようなものでもあるのだろうか。
2022/11/14
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