エンタテインメントの作り方
エンタテインメントの作り方 / 感想・レビュー
徒花
ホラーやミステリーなどで数々のベストセラーを輩出してきた著者が、ずばり「おもしろい小説を書く方法」を伝授した一冊。最後のページに「語りおろし」と書いてあるので、おそらく口述筆記でライターが書いたものだと思われる。小説を書くときに気をつけるべきことがけっこう具体的に記されていて興味深い。自分が執筆した小説に照らし合わせて例示してくれるのも分かりやすくてありがたいところ。文章量も多くないので、時間をかけずにサラリと読める。
2018/01/22
takaC
そんな効果を期待して読んだわけではなかったが、いままで読んできた貴志小説でいろいろ気になった疑問がずいぶん解消された。飛鳥寺鳳也の由来はこの前別の本で読んだからサラッと読み流しちゃったけどね。
2016/09/22
absinthe
ハウツー本というよりエッセイに近い。実践的ではないけれど、先生が小説を書くとき何を考えるのか、どういう風に考えるのか、あの小説はどういう風に苦労した、などの話はそれぞれ面白い。文学というのは、音楽、美術、に比べるて上達の方法論が個人任せの比重が多そうだ。先生によって真逆のことが言われることがある。
2017/04/23
starbro
貴志祐介の著作はかなり読んでいるので、興味深く頁を捲りました。この本を読んで私も含め素人が面白いエンタテインメントが書けるとは思いませんが、著者の作品にかける思いが伝わってきました。読メの感想を書くのには、少し役立つかも知れません。次回は「黒い家」「悪の経典」に匹敵する新作の最高に面白いホラー長編を期待しています。
2015/09/27
コットン
アイデア、プロット、キャラクター、文章作法、推敲、技巧の各章に分かれる文章(小説)の書く際のアドバイスが書かれていて、例(自作多め)を用いて書かれていてスラスラ読める。著者の作品が好きな人はもっと楽しめると思う。メモの重要性を再認識。
2022/12/28
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