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ブッダの伝道者たち (角川選書 528)

ブッダの伝道者たち (角川選書 528)

ブッダの伝道者たち (角川選書 528)

作家
釈徹宗
出版社
KADOKAWA/角川学芸出版
発売日
2013-07-24
ISBN
9784047035287
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ブッダの伝道者たち (角川選書 528) / 感想・レビュー

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bapaksejahtera

我が国仏教に対し、創唱者たるブッダの教えと如何に異なっているか時に過激な論がある。他の伝統宗教で係る言説は有りえぬ。基督教を見よ。本書ではシャカから始まり、「空」思想の完成者龍樹、分裂する大乗部派の理論的統合者世親に続き、我が国の仏教を特徴づけるノーマライゼーション(世俗社会と宗教との融合)代表者としての蓮如、鈴木正三を取上げる。偏った人選とも思えるが、真宗の中でも本願寺教団の特異な宗教職業倫理を確立した蓮如、良い信仰であれば神道であれ儒教であれ仏法の花とした正三を語って日本仏教の特徴を短い紙幅に尽くす。

2022/09/02

乱読家 護る会支持!

始祖ゴータマ・ブッダをはじめ、空の思想により大乗仏教を発展させたナーガールジュナ(龍樹)。仏教心理学?唯識を体系化したヴァスバンドゥ。地域共同体を作り、ノーマライゼーション・ブディズム(仏教の教えを軸として、ごく普通に世俗社会を生き抜く)の道を開いた蓮如と鈴木正三。なかなか私には理解が難しかったけど、この5人のすごさはわかります。鳥肌がたちました。次は時間をかけて、精読しまする。特に、ナーガールジュナと鈴木正三。

2017/04/15

ぼのまり

ブッダ、ナーガールジュナ、ヴァスバンドゥと大きな仏教の流れを平易に解説しつつ、蓮如、鈴木正三など日本における仏教の独自進化についても解説する。スケールが大きくて、なかなか踏み込めなかった仏教であるが、導入の1冊として良いように思う。

2013/08/26

マサトク

面白かったし、身の引き締まる思いがした。エッジの人たちならではのエピソードと言っても良いけれど。

2015/04/27

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