無欲のすすめ 無宗教な日本人の生き方 (角川oneテーマ21 C 187)
無欲のすすめ 無宗教な日本人の生き方 (角川oneテーマ21 C 187) / 感想・レビュー
nizimasu
前に「プア充」という本を読んだときに、個人的な島田さんの心象風景みたいなものが感じられて、いつも淡々とした筆致の著者なので驚いたのですが、その原点は、ヤマギシ会という自給自足を目指した団体(宗教団体?)に属していたからというのは驚き。しかし、自給自足もヤマギシの場合は成長が前提にあるだけに、今の下り坂社会では、大きく勢力を伸ばせないだろうという意見と、プア充のありようはよりヤマギシから思索を深めた結論なのだろう。個人的には、その先に江戸時代の隠居や放蕩息子ののたれ死にというのもあると考えたりしました
2014/11/11
さえきかずひこ
ヤマギシ会の考え方とその変遷を知る入門書として適切。
2010/11/23
mari
なんと宗教学者の著者が「ヤマギシ会」のメンバーだったとは!!!私はこどもへの対応についてあまりにも劣悪で非常で親子の情もへったくれもないヤマギシは悪だと思っているので、ここのメンバーだとわかった時点で驚愕!この本はほとんどヤマギシのことについて述べてるのであって、このタイトルは本当に解せない~。「ヤマギシズム」このタイトルでいいではないか。
2011/09/28
amabiko
なぜタイトルにヤマギシの語が無いのか?せめてサブタイトルにでも入れるべきでは?
2010/12/19
のらくら一人旅
日本人は、無欲(物欲に限る)であることに魅力を感じます。なぜか?それは、すでに物がありふれたこの経済社会で、がむしゃらに手を伸ばして掴む物などないからでないでしょうか。物がたくさんあると、今、焦って買わなくても・・って思いますから、物が少ない時代より、物がたくさんある現在の方が無欲に生きやすいです。無欲になるのではなく、自分がすでに無欲であることに気付く事が、この本で得た感想です。無欲を追い求めることもまた欲望ですよ。
2010/10/03
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