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「始末」ということ (角川oneテーマ21 A 145)

「始末」ということ (角川oneテーマ21 A 145)

「始末」ということ (角川oneテーマ21 A 145)

作家
山折哲雄
出版社
角川学芸出版
発売日
2011-10-10
ISBN
9784047103016
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「始末」ということ (角川oneテーマ21 A 145) / 感想・レビュー

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どんぐり

宗教学者の山折哲雄の「いのち」の締めくくり方を考えるエッセイ。1億層活躍社会で、生きていく力のことばかりでなく、現実的な死を眼前にもっと見せて、死ということをもっときちんと教えなといかんと説いている。死んだときは「葬式はしない、墓はつくらない、遺骨はひと握りずつ山や海に撒いてもらう」というのが、山折さんのいのちの始末のつけ方。著者の言葉を借りて言えば、死ぬときは現世の執着心をそぎ落とし、自然のなかにすっと吸い込まれるような感じで逝きたいものだが、俗人である僕には、そう簡単なことではない。諸々考えさせられる

2015/11/14

壱萬参仟縁

遅かれ早かれ誰しも経験する死への備え。これを怠ると、周りに大いに迷惑をかける。病院で最期を迎える人が多い昨今(80ページ)、人生80年の時代とはいえ、そこまで至らない格差社会も根深く、評者は80歳まで生きる自信は全くない。始末書というのも書いたことはあるが、これは反省文でもある。他人から書かされる内容を書け、と言われてただ書いても意味がない。人生の始末書もまた、誰が書くのか。自分が納得ずくで書かないのであれば、最後もまた「終わりよければすべてよし」どころか、始末書の内容が悪ければ、人生の意味がないのか?

2012/07/04

七篠

生憎当分死ぬ予定がないもので自分の死後のことは殆ど考えていません。ただこの本読むことで死について考えてみようといういい機会になるんじゃないでしょうか。

2013/08/02

かんな

読後、何故か無性にしたくなり行いました;(; ̄ー ̄)/整理整頓とトイレ掃除。

2014/06/06

achu

始末について、震災後の現代に即した考えの本。 日本における骨や墓、死に対する執着に違和感を感じていたので、この考えはすっと入ってきた。私は無神論者、無宗教ですが、大筋の考えに同意。 死が他人との会話でタブーとされがちなので、こういった本があると私は嬉しい。 今の自分は涅槃から遠ざかる道を選んだ事を後悔しているのだな、と感じる。色は匂えど散りぬるを。

2014/04/13

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