セ-ラ-服物語 (角川コミックス・エース 白倉由美コレクション 1)
セ-ラ-服物語 (角川コミックス・エース 白倉由美コレクション 1) / 感想・レビュー
銀雪
思ってたよりエロティックで、そして期待通りにどこか幻想的な作品集だった。少女の肉感的な身体と、その儚さの両方の描写が魅力的。「ここじゃないどこかに行きたい」ということを話す少女が何人も出てきたのが印象的だった。そして、「ここじゃないどこか」に行くことがシャネルの口紅だったり、男の子に「はじめて」を捧げて大人になることだったり、そういうところがもはやいじらしい。80年代後半の、バンドブームの文化みたいな様子が垣間見れるのも好き。そして何よりあとがきが好き。
2024/05/06
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