探偵儀式 (1) (角川コミックス・エース)
探偵儀式 (1) (角川コミックス・エース) / 感想・レビュー
眠る山猫屋
笹山サーガに惹かれて・・・。予想外に(失礼)おもしろい序盤。SFとして読む物語かな。探偵という職業が公務となった世界。JDC(日本探偵倶楽部)が殺人捜査を行う中、笹山刑事は自分の職務に幻滅していて。そりゃバーコード事件(多重人格探偵サイコね)なんかに関わった刑事が探偵のお手伝いに成り下がっちゃヤル気にならないよね。掟やぶりな新人類(死語ですが)探偵たちに期待を寄せる中、JDC の探偵97人が一気に殺される事件が発生。もはや探偵とか推理の問題じゃない?さぁ次に行こう。
2016/11/04
johnta_rou
本棚整理。日本探偵倶楽部(JDC)の龍宮城之介が事件性無しとした一家惨殺事件の現場に乗り込み、事件を解決したボランティア探偵倶楽部(BDC)の3人(天晴/図流子/魔尼夜)。続く死体遺棄事件も解決した3人は"探偵儀式"に潜り込み、参加したJDC97人死亡の現場で生き残る。駆け付けた龍宮&音夢に「謎を看破」と告げた天晴…これはJDCとBDCの戦い?カバー裏がカラーで可愛い!
2018/05/04
てつ
「清涼院流水(せいりょういんりゅうすい)」というふざけた名前を知った。「良くも悪くもむちゃくちゃなので、読んでみるといい」と書評にあった。なんだそれ?ということで、まずコミックにチャレンジ。鬼才なのか?サイコなのか?悪ふざけなのか?よくわかりません。面白いような気がしないでもないが、時間の無駄のような気もする。清涼院流水ファンの方、魅力と好きな作品を紹介ください。どうも本作だけでは消化不良。
2014/01/01
十六夜(いざよい)
所持本整理のために数年ぶりに読み返したが、やっぱりよくわかんない(笑)清涼院流水さんの作品は前に「エキストラ・ジョーカー」を途中で断念して以来。JDCが出てくるのは同じだが、こっちの方がちょっとだけ読み易かったかな。しかし”魔尼夜雄嵩(まにやゆたか)”って…。完全に麻耶雄嵩氏から取ってるよね⁉︎
2016/01/01
daisuke こうさつ王 nakayama
評論家大塚英志による漫画の形をした探偵小説論。本格好きに物議をかもした清涼院のJDCシリーズ。その設定を受け継いだ本作は、物議の上にさらに物議を重ねることを画策し、探偵小説の終わりを宣言する言わば犯行予告のような作品である。第一巻では太田克史が容疑者になり、N月R太郎が何かを企み、魔尼夜雄崇(まにゃゆたか)が活躍する。少々古めの本になるが、ゼロ年代の文化史研究の愉しさを見出せるだろうから、ミステリ好きならば読んでみてほしい。そして月の光を浴びて「探偵力」を高めよう。
2024/03/15
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