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オクタゴニアン (1) (カドカワコミックスAエース)

オクタゴニアン (1) (カドカワコミックスAエース)

オクタゴニアン (1) (カドカワコミックスAエース)

作家
杉浦 守
大塚英志
出版社
角川書店
発売日
2005-08-26
ISBN
9784047137516
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オクタゴニアン (1) (カドカワコミックスAエース) / 感想・レビュー

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三柴ゆよし

終戦直後、昭和天皇の元影武者であり持衰(スケープ・ゴート)の血を引く「菊人」と、人間の顔を自在に変形させる能力の持ち主である「スパイM」のふたりが、探偵稼業(というよりむしろなんでも屋?)の怪しげな仕事の先々で占領軍専用列車「オクゴニアン号」に遭遇していく。熊沢天皇、731部隊、帝銀事件、柳田國男の山人論、など大正・昭和あたりの怪しげな空気が好きな人にはホントたまらん漫画なのです。これの続きが読めないとか許されることではないよマジで。

2009/06/26

袖崎いたる

昭和天皇への愛憎。共産主義者さえもバンザイと。

2019/04/25

G

昭和天皇の影武者で持衰でもある「菊人」と、共産党員でありながら、実は特高のスパイであった「M」が、探偵事務所TOKYO METROPOLITAN DETECTIVEを開設。東條英機の独断開戦や、731部隊による細菌戦の真実、各地で勃発した偽天皇の出現、共産党が起こした民主革命の真相を明かしていく。そこには占領軍専用列車「オクタゴニアン」の影が…。大塚英志の偽史シリーズ。偽史であるが故に、あるはずもない真実を扱う手法は、物語が「フィクションの連続であることを理解するべきである」という作者の主張を感じた。

2016/12/13

臓物ちゃん

この前読んだ『S20/戦後トウキョウ退魔録』がどうにも昭和感が足りなかったので、同じく昭和20年代を舞台にしたこっちを再読。戦後の人間宣言によって職を失った昭和天皇の影武者と、天皇以外の人物になら誰にでも変装できる元共産党のスパイMがタッグを組んで、陰謀渦巻く怪事件に挑む伝奇ミステリー。「ここまで『天皇』という存在が軽く『使用』されているのも珍しいかもしれない。ほとんど副将軍の印篭状態だ」と伊藤計劃が評してる通り、チートキャラとしてふらりと御登場なされる昭和天皇陛下の御キャラが実に味わい深い。オススメ。

2016/02/28

たわらばし

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