敷居の住人 新装版 6 (BEAM COMIX)
敷居の住人 新装版 6 (BEAM COMIX) / 感想・レビュー
ソラ
特にドラマチックな盛り上がりもなく主人公の周辺の日常を淡々と描き続け、いつの間にか終わった、そんな作品でした。どこにそんなに引き寄せられるのか自分でもよくわからないけれども、何となく最後まで読まされ満足してしまうという不思議な読後感、わかったことはやはり志村貴子さんは最高だということ。
2012/06/03
jp
志村先生のダメ人間に対する全肯定感が好きだ。
2012/10/10
T.Y.
初読から約15年、今読むとこういうことでこれだけ悩めるのは思春期ならではだな、と大分俯瞰した想いで読めるものの、相変わらずそんな思春期の繊細な感情の縺れ合う描写には感嘆し、どこにも向かわないダメ人間の心理には深く共感する。そして、生きていていいんだよ、と言われた気になれる。さて話としては安達佑佳里がまた寄ってきたりするものの、千暁はナナコと結ばれ、高卒フリーターでテティベアを作ったりしつつ生きてます、以上。落とし所もない青春模様のぶつ切り描写の中で、唯一の収束点が彼ら二人の関係だったということで。
2016/12/27
ソラ
何だろうなー、特に何かというわけではないんだけど読んでしまう作品かな
2012/10/21
笠
3 完結。「青臭くただひたすらにわがままな人たちのお話」とは作者自身の評だが、まさにそれ以上でも以下でもないなと思った。彼らを等身大と感じる人は共感できるのかもしれないが、自分は最後まで合わなかった。主人公、ヒロイン含め全然キャラクターが好きになれない。むしろ嫌いまである。連載当時の読者層とは世代の違いもあるのかもしれない。ラストも、チアキとキクチナナコのふわっとした関係性のまま終了。中嶋や近藤のその後がチラッとでも描かれないのが悲しい。一応、『放浪息子』は読もうと思ってるが、この調子じゃ合わないかも。
2024/06/14
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