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あの日からのマンガ (ビームコミックス)

あの日からのマンガ (ビームコミックス)

あの日からのマンガ (ビームコミックス)

作家
しりあがり寿
出版社
エンターブレイン
発売日
2011-07-25
ISBN
9784047274747
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あの日からのマンガ (ビームコミックス) / 感想・レビュー

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夜梨@灯れ松明の火

震災関連の本やコミックは何冊か読みましたが、これはちょっと異質な感じです。震災の直後から、描かれていた「あの日」…漫画家なので当然ではありますが、あえて4コマという発表の場を選んだ作者は凄いなと思います。有名な作者さんですが、絵があまり好みではなかったので今まで読んだことがありませんでした。でも、ジーンときました。多分プロとして長く活動されていたこの作者だからこその作品なのだと思います。生々しすぎるものもありましたが、それを含めて読んでよかったです。「希望」…とてもいい言葉だと思います。

2013/04/02

ぐうぐう

大事件や大事故、そして大災害を前にして、笑いは萎縮してしまうものだ。日常的な笑いも、芸としての笑いも、そしてギャグ漫画も、不謹慎であるとして、自粛という名のもとに萎縮せざるを得なくなっていく。例えば今回の震災で言えば、あの日から数ヶ月が経って、「被災地の人々に笑顔を届ける」だとか、「笑いから日本を元気にする」と言った大義名分があって、恐る恐る、やっと笑いが許されるという流れが生まれていく。しかし、しりあがり寿は、3月11日から数日後に、連載中の4コマ漫画に震災を取り上げる。(つづく)

2011/08/01

遅筆堂

著者と同じような状況に合ったので、すべて共感できる。支援の話も原発の話もリアルな生活の中で体験しないと理解できないかもしれない。被災地のことを考えると笑っていいものかと思うが、体験から素直に感じたことがネタになっているので、同じ体験をした自分としては思わずクスリとしてしまうこと多し。著者は決して今回のことを軽くは思っていない。真剣に考えているからこういう作品が生まれてくる。小さな体験で感じたことを記載しているが、こういう事はすぐに忘れ去れてしまう。マンガというわかりやすい手法で残されたこの本は貴重だ。

2011/11/26

かっぱ

大震災という圧倒的な現実を目の前にして、いま、漫画家として何ができる(描ける)のかとの思いで、真っ向から取り組んで生み出された作品群。そして、作者は「ボクたちはずいぶん大きな賭けに負けた」でも「過去にがんじがらめの未来ではなく、折り重なった現実の中に見えなくなっていた『理想』に今こそ賭けることはできないだろうか?」と問いかける。それが、この震災で失われた多くの尊い命に対する報いであると。

2011/08/27

ふじ

震災の頃にしりあがり寿が3紙で書いていた連載をまとめたもの。特にビームコミックスのSF感ある社会風刺短編がインパクトがあり、読んでよかったと思う。これも学習マンガだ!掲載。

2021/03/15

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