シュヴァルツェスマーケン 2 無垢なる願いの果てに (ファミ通文庫)
シュヴァルツェスマーケン 2 無垢なる願いの果てに (ファミ通文庫) / 感想・レビュー
mitei
ホント国家が滅びる一歩手前でも内輪揉めに終始する国柄にはイラッとするが、そんな中でも頑張る姿に感動する。テオドールとカティア、アイリスディーナの思いが繋がってよかった。要塞の中でも最期まで頑張って凄い。
2022/02/06
アウル
理想を語る少女は真実を知るも変わらず前を進む事を決意し、何だかんだと思いながらも動かなかった少年は仲間を得ることに。やはり読むのに少々時間が掛かってしまうな。地上戦でBEATと戦う絶望感がハンパないな~。秘密を探る国家保安省のやる事がエグイ普通にそこまでするか。という事で次巻ものんびり読んでいこう。
2016/02/09
のれん
理想論はしばしば大人には縁遠い存在と言われることがある。国家主義を超えて手を取り合うことは未だ人類が経験していないこと。 さらに秘密警察の人の命なんてこれっぽちも考えてない工作には臆病者になるのも仕方ないことだ。現にカティアは自分の無力さに打ちひしがれた。 だがそれでも生きる希望を見せることをやめない姿勢は卑下してはいけないものだ。残酷だ、選別だと思われても、人が生きたいと思うことになんの罪があろうか。(1/2)
2022/05/17
highig
妥協と信念、諦観と理想。力なき理想は妄想に過ぎない-過去を悔い、現状を憎みながらも現実と妥協し諦観するテオドールは、ただ自己の理想に拘泥するカティアと激突する。今巻は、過去を想起させる喪失感と無力感に襲われるテオドールと過酷な現実に精神を苛まれるカティアが、共に誰かの為に何かをという切迫感に襲われながら、互いを理解し、皆と真に仲間となっていく。犠牲を覚悟して初めて戦える。誰かを救う為、カティアにも『選別』の刻が訪れる。陰謀渦巻き、絶望的な戦況の中にも前巻には無いカタルシスがあり、燃える展開。今巻も傑作。
2015/08/12
シャルシェ
絶望的と言っていい状況が次から次へと襲ってくる中での救出、生還劇。終盤は思わず胸が熱くなるような展開の連続。これまで以上にテオドール、カティア、アイリスディーナの関係が深まっていくと思われるので、3巻以降も楽しみで仕方がありません。しかし、シュタージの連中はなんなんだ・・・。
2015/05/20
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