部活アンソロジー2 「春」 (ファミ通文庫)
部活アンソロジー2 「春」 (ファミ通文庫) / 感想・レビュー
ひめありす@灯れ松明の火
別レーベルで部活アンソロを読みましたが、キャリアも内容もこちらのがずっと格上でした「鑑賞部」ドSカップルの今後は意外と明るい………かも?「バスケ部」超きゅんきゅん。日日日、甘酸っぱいじゃないか!「インセンシティ部」古式ゆかしく正統派ラブコメ。というか、この友人ばっかの状況で気付け主人公。「モ部」カスミソウの栄光ですね。というか、主人公達は一体何してるんだろう。謎。「俺達の」いやシュール。あくま達が皆で青春とか想像すると噴き出しそうになる。「地下迷宮の」佐藤さん腹黒い。しかし可愛い。長編も読んでみたいです。
2013/10/26
美羽と花雲のハナシ
青春したい。友達作りたい。趣味に没頭したい。部活に入る理由は実に様々である。仲間と汗流して全国目指して可愛い彼女作って沢山思い出残して。少年漫画やラノベの読み過ぎで脳内が幸せ妄想いっぱいの君、幻想を抱えたまま部活に入ってみなさい。誰かさんに「その幻想をぶち殺す」と言われかねない現実に遭遇するかも。お気に入りは野村美月「鑑賞部の不埒な倫理」と日日日「根暗男子のバスケットボール」。「鑑賞部」好きな人を遠くから好きなだけ視姦する部活(ただし紳士的良心的)「根暗男子」部活もので久々にここまで熱く燃えて滾った作品。
2013/10/04
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
恒例の短編アンソロジー部活編、その2。ヘンテコでバラエティに富んだ、様々な部活動ストーリーが見られる一冊。【野村美月「鑑賞部の不埒な倫理」】 野村先生の描く奇妙な共犯関係がどのように変化していくのか、心情の移り変わりが読んでいて楽しかった。 【日日日「根暗男子のバスケットボール」】 虐げられっぱなしの補欠男子たちによる、なんともストレートな青春部活ストーリーでした。ある意味で異質ともいえるくらいガチな部活小説でしたw
2013/09/21
Yobata
ファミ通文庫の作家陣が“部活”をテーマに描くアンソロジー短編集第2弾。美術の才能が全くない少年が美術部に入った理由は合奏部の想い人を覗くため。それを鑑賞部と名付けたが同じ様な事を考え行動する女がいて…「鑑賞部の不埒な倫理(野村美月)」。根暗な僕はある元気一杯な少女との出会いをきっかけにバスケ部に入部する。しかし顧問の横暴で雑用ばかりされられ、同じ境遇である後輩の憤慨と直談判によって始めて試合に出る事に…「根暗男子のバスケットボール(日日日)」。知り合いの女子三人に呼び出され参加させられた部活はラブコメを→
2013/10/04
王蠱
「青」に比べて部活要素多めでなおかつより個性的な部活も多め、「青春」とか「恋愛」の気配としてはこっちのがだいぶ濃い感じ。「インセンシティ部」いやお前それ己の身を振り返ってから言えやこの鈍感!「幸せって名前の爆弾抱えて~」の後書きに笑顔で全力同意。こっから先の物語が読みたい度では一番「モ部」タイトルがまず秀逸。主人公だけじゃ物語は動いていかない。それを支えるモブにもしっかり彼らの物語はある「僕たちの部活動は~」主人公の印象が最初と最後で全く逆になった。何かを悟りそれに歩みだした彼と彼らの青春に幸あれ
2013/08/30
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