アオイハルノスベテ (ファミ通文庫)
アオイハルノスベテ (ファミ通文庫) / 感想・レビュー
ひめありす@灯れ松明の火
ライトノベルは、若年者。端的に言うなら中高生をターゲットに据えた作品になることが多い。故にメッセージ性はわかりやすく、まっすぐに提示される。それ故に、時々こんなにも簡単に、強く、私達の心を揺さぶる。今回のテーマはずばり『おまえはそんな所にいたままで良いのか』結局駄目なら、っていう諦めじゃなくて、ちゃんと勝ちに行く。喧嘩を売りに行く。自分が納得できないなら、自分から動かないと。幼く青く、痛い義憤。相変わらず、狭い(といっても学生時代はそれが全てなんだけど、な)コミュニティを楽しそうに書くのが上手な方ですね。
2014/10/04
まりも
ココロコ作者の新作。前作は部活内での人間関係がメインだったけど今回はクラス、学校全体の空気が相手なので重たさは前作以上か。1週目の記憶が曖昧で「高校生活のやり直し」という設定が薄れてるけどそこらへんは次巻以降で取り返せそうなのでオッケーかな。記憶が無い中バッドエンドを避ける方法をどうするのか楽しみですね。2、3年生が物語にどう関わっていくのかも注目か。ヒロインが誰になるのかも木になりますね。しかし異能プロレスとか作者プロレス大好きすぎる笑
2014/09/01
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
【★★★★★】文句なし。前作ココロコネクト好きには勿論のこと、青臭い青春ものが大好物な方には是非ともオススメしたい作品ですね。 在校生のみが発症し感知できる輪月症候群という設定自体はファンタジーですが、“特別”がやがて無理解や悪意の伝染により“異端”へと移り変わる、集団心理という名の空気やスクールカーストの形成は非常にリアル。 ちっぽけな少年少女たちの世界を敵にまわした戦いが始まる……というとちょっと大げさかもですが、彼らがどれだけ運命というものに抗えるのか、物語はまだ始まったばかりです。
2014/09/23
Yobata
輪月高校の生徒のみ発症する《輪月症候群》。その幻のような力「シンドローム」が発生する高校で三年の時を遡り二度目の高校生活を送ることとなった横須賀浩介が自分の運命を知り、それを打開するために症候群に希望を持とうとする青春異能物語。「ココロコネクト」の庵田定夏×白身魚両コンビの新シリーズ。ココロコは異能現象が文芸部の身内の中で発生していたが、今回は輪月症候群として学校全体に知覚されてる現象に対して問題に挑む話で、そのシンドローム肯定派と猜疑派での対立が上位カーストの意向,雰囲気に流され、逆らえない空気が→
2014/08/29
アウル
初庵田定夏作品。輪月高校に入学した生徒に使用、視認できる力によってもう一度高校生活をやり直す事となった主人公。現状のまま進めば死んでしまう為回避するためにまさしく死ぬ気で自分や世界を変えていこうとする話。青春モノとしては結構内容が重かったな。周りに流されて行動してしまうとかの状態はリアルで良かった。主人公は未来を変えることが出来るのか?続きが気になる。
2014/09/08
感想・レビューをもっと見る