アオイハルノスベテ4 (ファミ通文庫)
アオイハルノスベテ4 (ファミ通文庫) / 感想・レビュー
ひめありす@灯れ松明の火
普通の高校生活では普通は死なない。ここは普通の高校だから死ぬような事はない。だけど、普通の高校生活だってうっかり怪我をしたり大怪我をしたり死にかけたりする事はあるし、ほんの少しだけど死んじゃう事だってある。それは何処の学校だって同じで。だから輪月高校じゃなくても青春は出来るし、輪月症候群の輪月高校だって同じなのかもしれない。だけど彼らは選んだ。輪月症候群のある輪月高校を。それこそがきっとアオイハルノスベテ。青春のアイデンティティ。まだアオイハルは終わらない。二度目の春も三度目の春も皆で一緒に過ごせるんだ。
2016/01/24
まりも
シリーズ第四弾。輪月高校の廃校、そして学生達にしか見えない筈の「シンドローム」が現実世界を侵食する。物語に一つの決着が付く話。見事。シンドローム強硬派から自分たちの居場所を守るために、浩人たちと生徒会長が手を組むという王道の熱い展開と、まさかの異能バトル、そしてクライマックスのあのシーンと物語に一つの区切りがつくだけあって、今回は最後まで目が離せない展開になっていましたね。特にラストの大河内との会話はこのシリーズ屈指の名場面でした。実質この巻が最終巻みたいなもんかもしれない。次巻どうなるんだろう。
2016/10/12
Yobata
輪月症候群が実在する輪月高校に廃校話が浮上する。シンドロームを支持する横須賀達は猛抗議に入ろうとするも、それが廃校へのきっかけになると生徒会に止められる。しかし旧校舎の解体が大人の事情で進められると、シンドロームが現実のものとなり…。完全に最終巻かと思ったw廃校の件によって幻想と考えられていたシンドロームが現実世界にも影響を及ぼし、シンドローム所持者が何者かに操られ旧校舎を制圧する。そんな強硬派から症候群と高校を守るため、横須賀と生徒会が手を組み旧校舎に乗り込むのは完全に異能バトルになってて白熱したわ。→
2015/11/28
アウル
この終わり方では最終巻かと思ってしまうわ。輪月高校が廃校という危機に陥り、旧校舎の取り壊しが始まった時、今まで幻想だったシンドロームが現実のものとなり暴走を始める。一気に話の展開が進んだな~。柳沼は只のマニアだと思っていたが内に秘めたが明かされた時結構カッコよかった。まあ、横須賀が三度目の世界をやり直さないという決意には負けてしまうが。次回、最終巻で3つのフラグはどう回収されるのかが楽しみ。
2015/12/17
ナカショー
いやー良かった!中盤から終盤にかけてすごい引き込まれて気づいたら読み終わってた!キレイに落ち着いたと思ったけどもう1冊出てるのでどうなるのか楽しみです。
2016/09/01
感想・レビューをもっと見る