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生きる覚悟 角川SSC新書 (角川SSC新書 138)

生きる覚悟 角川SSC新書 (角川SSC新書 138)

生きる覚悟 角川SSC新書 (角川SSC新書 138)

作家
上田紀行
出版社
角川マガジンズ(角川グループパブリッシング)
発売日
2011-11-10
ISBN
9784047315617
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生きる覚悟 角川SSC新書 (角川SSC新書 138) / 感想・レビュー

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キク

東工大の先生がこんなタイトルの本を出してるのに驚いて読んでみた。結局、引用されてた春樹さんのカタルーニャ国際賞受賞のスピーチが1番心に響いた。(村上主義者なもので)以下抜粋「我々日本人は核に対する『ノー』を叫び続けるべきだった。我々は技術力を集結し、持てる叡智を集結し、社会資本を注ぎ込み、原発に代わる有効なエネルギー開発を、国家レベルで追求すべきだったのです。たとえ世界中が『原発を使わない日本人は馬鹿だ』とあざ笑ったとしても、原爆体験による核へのアレルギーを、妥協することなく持ち続けるべきだった。→

2021/05/31

ひろ☆

著者の本2冊目、主論は同じ。すべての行為の効率を上げることは、一見便利に見えるが、それは大切なものを取り落としてしまうのではないかと感じた。

2015/07/28

rigmarole

印象度B。私たちが自明だと思っていることは、組織の中でのシステムに乗っかった狭い範囲の自明性なのであって、「絆」の意識もそこに限定されるなら社会は悪化していく。そうではなく、先祖、子孫、お天道様といった見えない他者からの呼びかけを感じて「絆」を取り戻す、それが「生きる覚悟」である、と。著者の危機感、3.11で極まりし。正論であると思われるにもかかわらず、やや空転気味かと。「あるべき」論を唱道しても簡単にそうなるものでもないという印象を与えます。力強くはありますが、却ってその気迫が敬遠されそうな。

2013/08/18

taki-taki

著者の他の著作も読んでいるので、主張としては同じかなーという感じだが、知らない街に行って一人ぼっちでも、仏さんやお天道さまが見ていてくれている、「大丈夫だよー」とどこからか言ってもらえていると感じられればやっていけるという話は、そうなれたらどんなによいかなーとは思うのだが、今のところそういう感覚は全然ない。どうやればそうなれるのかもわからない。社会全体でそう思えるようにしないとだめなのか。

2015/06/07

Shintaro Ohe

この本の前著にあたる「生きる意味」に比べると話の構成、論理展開がずいぶん甘い。しかし、だからこそ逆に甘くてもいいから早くこの主張を世に問わねば!という著者の焦りや切実さを感じた。なぜこれほど著者への評価がゆるいのかというと、ラジオで聞いた著者の声はとても温もりがあり、信頼に値する人のそれであったからだ。もちろん話の内容もよかったのだけど、声の印象って大事。いつか直接話を聞く機会があればいいなー。

2014/10/01

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