トミノの地獄 3 (ビームコミックス)
トミノの地獄 3 (ビームコミックス) / 感想・レビュー
青蓮
丸尾さんの作品は表現が過激だから、読み手を選ぶけれど、どれも凄い作品だからオススメしたい。吹き荒れる残酷さと渦巻く情念、そしてエロス。ここまで漫画で表現できる人はいないように思う。丸尾さんの作品は漫画と言う枠を超えた一つのアートだ。そして文学的でもある。美麗な絵柄にもうっとり。トミノの地獄は次巻で完結だそう。トミノとカタンの未来が明るいものであることを願う。
2017/04/26
ぐうぐう
離れ離れとなった双子、トミノとカタン。それぞれに待ち受けるのは、地獄。そんな残酷で哀しい地獄巡りこそが、『トミノの地獄』の主題そのものだ。第3巻の感想は書く気が起きない。巻末に収録された、1991年にある雑誌に寄稿されたメビウスの文章が、丸尾末広のすべてを語っているからだ。「彼は、虐待されてきた子供へ、救済を与えたいと誠実な同情の眼差しを送ることと同時に、自らの内部に渦巻くすさまじい憤怒で盲になる。(つづく)
2017/06/01
6(ロク)
西條八十と富田の股割れと、天井桟敷に赤テント。花園神社とか蛇女、なんじゃ夢野久作バリゾーゴン、ブラウニングetc.煮詰めたインキでポクポクしたらあっという間にもう3巻。
2017/05/10
kao
次の巻で終幕となるらしい 『トミノの地獄』 この3巻目は因果応報とでも言いましょうか、打算や欺瞞だけの考え・行い・言動への反動は 必ずあるんだなぁ〜と思わずにはいられないお話です。 唄子さんの下でみんなが暮らせるラストだといいなぁ〜。
2017/04/25
tobermory8823
お願いだからみんな幸せになってくれ!!
2017/04/30
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