月と珈琲、電信柱 シリーズ 小さな喫茶店 (ビームコミックス)
月と珈琲、電信柱 シリーズ 小さな喫茶店 (ビームコミックス) / 感想・レビュー
あかは
最終巻。知らずに3巻目から読んでしまったので、1、2巻も読んでみたい。ラストは泣けてしまった。未読の漫画もあるので、徐々に読んでいきたい。この作者の物悲しさ、哀愁みたいなものは、貴重なものだと思う。
2019/07/17
り こ む ん
ほろ苦く、されどほんのり甘さがある。不可思議な世界と日常。ほんの小さな小さな出来事がチクリ、ほんわか小さな喫茶店でおこる。オシャレな明るさ満点のカフェでは、生まれることのない話は、懐かしさとなんとも言えない哀愁を感じる。喫茶店。けして静かな空間では無いのだけど、ほどよい暗さの中で落ち着いて、何する訳でもなく何時間でも過ごせる場所。今はそんな空間が少なくなったなぁ~。
2018/05/28
ころっぷ
ユーモラスで愛らしい人生の悲喜こもごも。何時もながらに心がほっこりと暖まる作品だ。カフェではなく喫茶店。いつからか街で見掛けなくなってしまったあの空間に無性に行きたくなってしまう。コーヒー一杯で何もしない時間を買う。贅沢な営みだ。
2019/01/16
geromichi
このシリーズは「珈琲もう一杯」の続編みたいな感じでしょうか。中表紙などは少し良い作りのような気はしますが、1100円はなかなか思い切った値段。前述のシリーズの約2倍の価格だものな。
2020/06/01
吉外武男
濃密な描線が唯一無二の世界を構築する山川直人の一連「珈琲」モノ、最終巻と銘打たれたのが悲しい。作者から読者へのメッセージのような「さよならの手紙」に滂沱の涙止まらず。この人の漫画はいつも現代社会のやるせなさみたいなものを感じさせ、読後にボンヤリ物思いに更けるひとときを与えてくれる。もちろん、傍らには一杯の珈琲と煙草。山川直人の名がないコミックビームは、読む気がしないなァ……。
2018/08/11
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