KISS 狂人、空を飛ぶ 3 (ビームコミックス)
KISS 狂人、空を飛ぶ 3 (ビームコミックス) / 感想・レビュー
ぐうぐう
「銀河はもう死んでいる模様です」死んだ、とされるその世界で、銀河は問う。「言葉なしのキチガイに教えて バカはいつもより言葉多めに 利口は容易しい言葉で具体的に 「死んでる」って「死ぬ」ってなんですか?」と。新井英樹は代わって教えようとする。言葉ではなく、画で。これこそが、漫画の存在理由だと言わんばかりに。言葉のない、画だけの、どことも知れぬ世界の、愛や平和や正義への疑義をひたすら描く漫画を読みながら、いや、これは、まさしく、ここ、この世界の物語ではないかと、思い当たる。
2019/05/13
み
どんでん返し。 彼の人生、辛すぎる。ラストはこれでよかったのか。 面白かった。寝る前に読んで寝れなくなった。
2024/08/26
K_13141
狂気の世界の終わり。自ら打ち切ったか?という印象は意外となく、言いたいことを絵で語り尽くしたと感じる。狂っているように見せて、用意された道具やテーマや描写が一貫してブレずに表現する力量は「さすが」と言いたくなる。主人公はマイノリティーの代表であり、その爆発があちこちで表現された。ただ、この物語の反復をどう受け止めて良いのかわからない。テーマの深化だと思いたいが、理解が追いつかない。理屈じゃないかもしれないが、理屈じゃないものを長々とやるとは思えない。いや、それこそ狂気なのか。それとも商業漫画批判か。
2019/05/24
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