北北西に曇と往け 5 (青騎士コミックス)
北北西に曇と往け 5 (青騎士コミックス) / 感想・レビュー
眠る山猫屋
次期掲載誌が決まったようで良かった。お知らせシートが入っているのが暖かい。物語は世界を変えたラキの火山噴火から。リリヤの音楽に浸ってみたりしているうちに、やや唐突に弟・三知嵩が現れ、共に暮らすことに。ちょっとした探偵仕事をこなしているうちに・・・。すっかりリリヤにコントロールされてる慧、傍目にも心地好い顔をしているようだ。弟くんも一緒に暮らしている分にはごく普通の少年なんだがなぁ。そうか、まだ無実の可能性もあるのか。補遺5編も飄々とした日常でいいな。ジャックのエピソード、そりゃモテるわ。
2021/01/16
オレンジメイツ
いつか行きたい国が増えた。アイスランド。リリヤの歌の場面の景色が美しくて音が聴こえてくるようだった。三知崇の事件も気になる。
2021/01/16
天の川
入江さんの力強いペンによるアイスランドの厳しい自然に圧倒される。1783年のラキ火山噴火はフランス革命の遠因となったとして有名で、全長25km、140もの火口が連なる。大きな大きな地球の裂け目。過酷な自然の下で暮らすことを選んだアイスランドの人々はおおらかでたくましい。天使のような容貌の弟・三知嵩は次巻でシリアルキラーとして裁かれるのか、補遺5の清の日記から伺える慧の成育歴の陰の部分…興味は尽きない。
2021/01/19
泰然
雄大な自然が躍動するアイスランドを舞台に、衣食住、探偵、青春と盛り沢山のテーマで語られてきた本作は転換点に突入。日本人離れしたポテンシャルを持ちながら美人が苦手な主人公、慧はようやくリリヤとの良い距離感を掴みだしたと思いきや、突然の弟・三知嵩の登場で…。時に思ったのがこの作品は女性読者のほうがよりウケの良さが更に出るのだろうなということ。背が高く、目が綺麗、情に厚く、頭も腕も良いが、どこかで心の隙間を抱える兄と、欧風美少年で人を惹きつける才能とダークさとブラコンの弟。旅の香りと純粋さが誘う。類なき魅力だ。
2021/01/24
るぴん
慧とリリヤはラキ火山へ。リリヤのチェロも歌声も聴いてみたいなぁ。だいぶ2人の距離が縮まったかな。そして帰ってきた三知嵩に慧がずばり尋ねる。う〜ん…三知嵩のあの表情だと本当にやってないのか?本人に自覚なくやってしまうのか?不穏な終わり方で、続きが気になる。
2021/01/21
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