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SPUNK - スパンク! - 1 (ビームコミックス)

SPUNK - スパンク! - 1 (ビームコミックス)

SPUNK - スパンク! - 1 (ビームコミックス)

作家
新井英樹
鏡 ゆみこ
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-06-12
ISBN
9784047375314
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SPUNK - スパンク! - 1 (ビームコミックス) / 感想・レビュー

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ぐうぐう

白線歩きが好きだった夏菜にとって白線とは、「好きなもの」という欲求を示す道に他ならない。「好きなもの」を追求する夏菜の生き方は、嫌いが溢れる社会への違和感の歴史とも言える。片や「私という人間はまだどこにもいないんです」と卑下する冬美は、人形アイドルから文学少女の変遷を経て、震災というリセットを挟み、知恵のひとつであるブロックを選択する。冬美のそれもまた、社会への違和感の成せる技だ。二人の女性の、言わば抗いの結果がSMなのではきっとない。(つづく)

2023/07/16

die_Stimme

新井英樹の新作SMマンガ。新井英樹作品は飛ばし読みできない濃密さがある。ふざけてるのに核心をついてくる。主人公はひょんなことから自分の女王様的な資質に目覚めていく。SMの女王様って不思議だな。サービス提供者でありながら客に対する主人のように振る舞い、店の外に出ればセックスワーカーというマイノリティでもある。

2023/07/08

まるのすけ

新井英樹大好き! 新刊をいつも楽しみにしています。今回はSMを舞台した女性2人がメインキャラクター。夏菜と冬実のそれぞれの自己紹介話まで読んだ段階で、これは良いぞー!と期待が膨らんでます。 ところどころに現実の漫画や歌や芸能人を出してくることで、現実にいる彼女たちって感じで、滑稽と切実で嘘みたいなSMの題材を扱ってます。 地に足ついた人間を描くと新井英樹は冴えてきますよね。今後も楽しみ。

2023/06/15

ますりん

新井英樹さんの最新作。3巻が出たところで一気買い。SMクラブの人間模様という、なかなかトガった設定。いまのところ自己肯定感が正反対の女王二人の心模様とすれ違い的な話なので、「ザ・ワールド・イズ・マイン」や「ひとのこ」ほどブッとんだ感じはしないのですが、戦争や震災が背景にあったりで人間描写はさすがの一言。続きを心待ちにするマンガがまたひとつ増えました。ストーリーにちょいちょい歌が挟まってくるんだけど「真夏の出来事」とか「愛の賛歌」とか「ユー・メイ・ドリーム」とかいちいちグッとくる。

2024/02/10

💓

再読

2023/12/10

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