SPUNK - スパンク! - 2 (ビームコミックス)
SPUNK - スパンク! - 2 (ビームコミックス) / 感想・レビュー
ぐうぐう
『ベルばら』プレイに寺山修司、あるいは黒澤明『生きる』、そしてミルトン『失楽園』。SMの世界は深い。なぜならそこは、日常と非日常の狭間、いや、人間と人間の淵だからだ。ゆえにそこには、たくさんのものが堕ちてくる。「お前の余命は私が決める」その揺るぎない主従関係は、人を、世界を素直にさせるのだ。「いま お前は その…閉ざされた世界の中で汚らわしい劣情と共に この瞬間が この輝きのまま永遠となれと祈り願ってる それこそが…お前の…無期限の罪と罰だよ」その至福の罪と罰に、人は泣いてひれ伏す。
2023/07/17
garth
「私や世界の真実を知れる量れると思うこと自体が無知愚昧驕り傲岸不遜。知るべくはその小さい身の丈でしょ」
2023/06/14
まるのすけ
さて、2巻。1巻、2巻同時刊行になったのは、1巻ラストのにしきさん登場からの流れを切らずに行くためかな。 サモハンとのエピソードは泣けてしまいました。夏菜と冬実が2人で笑ってるところなんかは、単純にいいなぁー、と思いました。勝手にジョージ秋山のような、あっけらかんとした女の強さっていうか、幸せな感じ。 帯コメで「あの新井英樹がそんなに優しく筈はない。」って書かれてますけど、まさにまさに。このあと、どうなっていくのか、冬実はまあ、、利用されてる部分もあるんたろうなぁ。とは思うし、どこかからの身バレとかも。
2023/06/15
shinki_uei
待ちに待った単行本発売!ようやく読めた。 最新作の主人公はまさかの女王様!?まさかじゃなかったかも笑 自分の楽しいを追求する素直な夏菜と、長身の文学少女冬子のコントラストでバチバチ進んでいくストーリーは楽しい。 寺山修司やミルトン、ベケットなど文学からの引用や、A24など映画ネタもちょこちょこ混じっているのも今までの作品になかったかも。 そしてSMの要素は知らないことだらけで新鮮だった。コックアンドボールトーチャーって!! 今後の展開も全然読めなくて楽しみ。
2023/06/14
TOMYTOMY
感情の機微、2人のヒロインの対照性さすが!
2023/07/24
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