戦士たちの挽歌
戦士たちの挽歌 / 感想・レビュー
tom
フォーサイスが短編を書くのかとちょっとビックリ。巻末の「時をこえる風」は出色。眠っていたら、違う時代に飛び越えて、その時代でかつての恋人に出会い、結婚式のその場から恋人を奪っていったという、浦島伝説的なファンタジーなのだけど、これがなかなか読ませるのです。楽しい本でした 。
2013/10/20
キミ兄
いいですね~、ヴェテランズ。まさに戦士たちに送る挽歌。ただ、囮の話だけは、だれが何の役割だったのかつかみづらかった。☆☆☆。
2017/07/24
よっちゃん
フレデリック・フォーサイスのいくつかの長編は読んだが、記憶に残るものはやはり処女作の「ジャッカルの日」だ。かれこれ30年も前になる。表題作「戦士たちの挽歌」。今はホームレスの老人として貧しい余生を送る往年の栄光の戦士がならず者に襲われ殴殺される。容疑者は逮捕され、目撃者の証言もあり、重刑が科せられるかに見えるが、著名な弁護士が登場し、提訴そのものが棄却されるはめになる。放免されたやくざものは………? カッコいい落ちが用意されるのです。「本物の男は勝負の決め方を知っている」さすがである。
2003/03/07
ぬぬよよ
スパイものではない物語だけどどれも粒ぞろい。
2017/11/26
もかすけ
5編からなるオムニバス。 「時をこえる風」が最高です! 宮部みゆきの「蒲生邸事件」とか、こんな話が好きなんだよね。
2016/09/02
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