天使と悪魔(下)
天使と悪魔(下) / 感想・レビュー
サム・ミイラ
後半はすさまじい展開をみせる。暗殺者の手で次々と凄惨な死を遂げる枢機卿達。ラングドンはイルミナティの隠れ家に至る道を解明し彼らを救う事は出来るのか。午前0時の反物質爆発のリミットは刻一刻と迫る。ここでも映画とは幾つもの違いがあるが書かないほうが良い。そして読む者はこのタイトルが暗示するものを理解する。とてつもないスケールでローマを駆け抜ける疾走感!哲学的でアカデミック。同時に謎解きの醍醐味とどんでん返しのカタルシスを存分に味わえる非常に優れたミステリーである。まさに至高の一冊である。
2016/11/10
Nat
図書館本。あれよあれよという間の急展開。思いもよらぬ結末にびっくりでした。ラングドン教授は、不死身?という感じでした。映画があるみたいなので、見てみようと思います。
2023/08/23
emi
しばらくヴァチカンから戻ってこれないほど、読み応えがありました。上巻はまだ緩やかな進み方だったけど、下巻は怒濤ですね。しかもあわせてたった一日の出来事ですし…その間何度生死の狭間を行き来したことか。ラングドン教授こそが神から祝福された人だったような…。科学と宗教の対立の結末が何とも哀れで、その結末に至る前、カメルレンゴが世界へ向けた演説は、読む人に強く訴えてきました。心を育てる取扱説明書は、科学についてこないという言葉は、中々真理をついているのかもしれません。難解なテーマを興味深く読める本でした。
2015/04/22
やまこ
ラングトン先生の推理が冷めやらぬ巻。途中棺桶に閉じ込められる所なんか、閉所恐怖症のラングドン先生ピンチィー!って心配。先生が棺桶に閉じ込められちゃったり空からパラシュートもなしのマジフリーダイビングしちゃったりと縦横無尽のご活躍でした。あやしい奴め・・・犯人はお前か?あっそれともお前か!?いや違ったお前かっ!?ってまさかの・・・!っつーぐらいあやしい犯人一回りした。このシリーズは映画先に見ないと美術品が頭に浮かばないのね。
2018/01/26
おりん
面白かった。良作。後半は怒涛の展開で面白かった。良いエンタメだと思う。ただ、宗教を持ってない自分にとっては、ラストに少し納得がいかなかったのも事実。科学か宗教かと言われたら迷わず科学を選んでしまうんですよ僕は。
2018/07/14
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