デセプション・ポイント 下
デセプション・ポイント 下 / 感想・レビュー
くみこ
ひとつひとつの短い章で、ミステリー部分と大統領選が同時進行し、スリルと緊張感に溢れた場面が畳み掛けるように続きます。レイチェルと行動を共にするマイケルは、海洋学者なのにプロの軍人にも負けないのか、とか言ってる間もありません。次々と危機に襲われるレイチェルも、レイチェルの父の秘書ガブリエールも戦う女性で、知的で強い二人が魅力的。予想外の黒幕に驚き、むかっとした人物には相応しい結末が用意され、相変わらず見事なエンタメ小説でした。男性を仰向けににして、彼のパジャマのボタンを外すヒロイン、アメリカですね。
2021/07/25
Yumi
《図書館本》面白さ衰えずこちらも一気読み!終わり方も良かったな🎶アメリカっぽいwハラハラドキドキで楽しめました!
2020/06/29
爽
あとがきにもあったように、翻訳本はあまり読まなくてもこれは本当におもしろい。ぐいぐい引き込まれる。息もつかせない展開。遠いところにいる人たちがそれぞれの信念で動き、いつの間にか重なり合う謎を解決していく。ゴヤ号のシーンは迫力があってよかったし、登場人物もみんな魅力的だった。
2018/11/27
慧の本箱
『オリジン』を読了後、又も手にしたダン・ブラウン著の本書。ダン・ブラウン氏の蘊蓄だけど、その守備範囲の広さに驚かされる。今回は大統領選の椅子取りゲームの緊張感を海洋学、宇宙物理学、古生物学、雪氷学、等々をひっくるめてスペクタクルショーとして読み手に魅せてくれる。忘れてはいけない本書の立役者はレイチェル、そしてガブリエール・アッシュ!
2019/07/06
橋川桂
レイチェルたちのサバイバル行と、ワシントンのガブリエールの暗闘とを二本の軸に、とにかく読ませる。謀略の本当の黒幕、もしかしてこいつなのかと思っていた人物だったのだけど、まあ、これは単に直感というか、この書き方はミスリードじゃないのかと引っ掛かりを感じたところがあったせいで、そうでなければ素直に驚いたと思う。
2018/07/09
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