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アナンシの血脈 下

アナンシの血脈 下

アナンシの血脈 下

作家
ニール・ゲイマン
Neil Gaiman
金原瑞人
出版社
KADOKAWA
発売日
2006-12-01
ISBN
9784047915350
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アナンシの血脈 下 / 感想・レビュー

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ゆのん

上巻を読み始めた時、あまり面白くなくて下巻もあるのに厳しいなぁと思っていた。ところが上巻の半分位から俄然面白くなってきて、一気に読了。たま、時間が経ったら再読したい本になった。チャーリーのあまりの不運にアナンシやスパイダーを嫌いになりかけたが、どのキャラクターも癖はあるけど憎めない、魅力的な仕上がりになっている。ダークなファンタジーや、ちょっと癖のある物語が好きな人には是非読んで欲しい1冊。172

2019/05/25

kinka

こういう「語り」をテーマにした作品はもともと好きなんだけれど、語りのもつ可能性だとか、豊かさをこんなにうまいこと表現した作品はなかなかないと思うんだ。そして語りと共にあるものとしての音楽を、こんなに鮮やかに紙面上に表現した作品も以下同文。訳者にも恵まれてるよねこの人は。なんだか滅多にないほど素敵だったギグ後みたいな気持ち。ただもうハッピーで、まだ耳と胸にドラムとベースの残響が鳴っているような。

2016/08/31

arianrhod

本当に偶然なのですがこの本の上巻を読みだした頃、我知らずしてドラマのアメリカン・ゴッズを観だして、なんて似た感じの雰囲気がするんだろうと勝手に思っていたりした。後書きで知ったんだけど、アメリカン・ゴッズの原作本も彼だった。同じ匂いがするのは当然だったし気が付いた私に小さくエライと褒めたい。行き当たりばったりでちょっと安易な展開な気もしないではないけど、ページをめくらせるのを止められないくらいには面白くて摩訶不思議。蜘蛛の魔法がかかっているに違いないのだ。文中の音楽探しをするのが個人的には楽しい一冊でした。

2019/04/24

margo

物語は自分の人生では決して見えない(無視している)世界を見せてくれる手段でもある。「これまでライオンから逃げることしか考えていなかったような人間が新しい人生を思い描き始めたんだ」アメリカンゴッズにおけるコインマジックが本書ではヒトデ。アメリカン~ほどは夢中にはならなかったがこの舞台の島に行きたくなる。人種のステレオタイプがないから子供も読むのに問題ない。スパイダーのAどこかに行くB楽しむC退屈する前に去るという生き方は本当に憧れるな

2016/07/21

展開が、ちょっと都合良すぎるかも。濃いキャラクターがたくさんいて、上巻は面白かったので、残念。

2010/12/25

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