アフガンの男 上
アフガンの男 上 / 感想・レビュー
AICHAN
図書館本。『アヴェンジャー』の続編とも言うべき作品。『神の拳』で大活躍したマイク・マーティンが再登場。「9.11」後、アメリカはアルカイダとその指導者ビン・ラディン捕殺に向かう。その作戦のため選ばれたのが、イギリスSAS元将校のマイクだった。彼はアラブ人と見まがう容貌を持ちネイティヴなアラビア語を操る。その容姿と語学力を買われ彼はかつてサダム政権内のスパイと接触するためバクダッドに潜入した。今回はアメリカに収監中のタリバン戦士であるイズマート・ハーンになりすましてアフガニスタンに潜入する。
2016/07/09
しーふぉ
神の拳のマーティンがまた登場です。謎の作戦コードを探るために潜入する前段が上巻なので正直あまりワクワクしない。下巻で動きがあるはず。
2019/04/11
橋川桂
フォーサイスという名前への期待度からすると低評価になっちゃうかな。スリリングなアクションもあるはずなのになんだか単調に感じてしまう。同じ作者の「悪魔の選択」なんかも、登場人物たちの来歴や何かが上下巻の上巻のほとんどを埋めていたけど、もっとこう、物語がどこへ向かうのか分からないながら、もっと引き込まれるサスペンスがあったと思うのだけど。
2018/11/28
ネコ虎
麻生幾の「外事警察CODEジャスミン」の口直しにフォーサイスを読んでみようと選んでみました。フォーサイスは有名なのに今まで全く読んでいませんでした。さすがですね。キチンとディテールも書かれていますし、ストーリーもなかなかいいようです。イスラム過激派の動向(ちょっと古めですが)も勉強になります。下巻でどういう展開になるのか楽しみです。
2016/04/27
Richard Thornburg
感想:★★★ 話は2006年のアルカイダ幹部逮捕劇で押収されたパソコンに残されたテロ計画の詳細を探るところから始まります。 上巻では主人公の過去の紹介と、ソ連のアフガン侵攻からのアフガニスタン国内情勢や背景を時系列的に書いています。 混沌としたアフガニスタンの国内で民衆の求めていたものは指導者であり、たとえそれがタリバンのような活動をしていても、それを生み出したのは不安定で混沌とした国内情勢であったことが窺い知れます。 さて、上巻で本編はほとんど進まず。 下巻の少ない頁数で巻き返してくれるかな?
2015/03/16
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