ヤマトタケル (4) (角川コミックス・エース)
ヤマトタケル (4) (角川コミックス・エース) / 感想・レビュー
ぐうぐう
ヤマトタケルの東国征伐が描かれる第4巻。火攻めに遭い、草薙剣で草を刈る有名な場面が登場するが、これも史実であったなら、という前提で安彦良和は描く。銅剣でどれほどの草が刈られたかと疑問を呈する安彦は、なんと、草薙剣を超常現象を生む神剣として描こうとする。逆に、それでしか難を逃れられない、という発想がユニークだ。
2017/08/14
davi
物語は前半のクライマックスへ。人間臭すぎるタケルと暴走気味のヒロインたちの描写も印象的。本当に次で話が纏まるのかしら?
2018/01/13
月をみるもの
タケルの死後、草薙剣がどういう経緯で熱田神宮に祀られることになったのか、ちゃんと描いてほしい。https://bookmeter.com/mutters/159759661
2017/08/29
千本通り
著者が多忙で二年越しで第4巻が出版されたと。「大遠征」の前半のクライマックス、草薙の剣を抜くところで終わる。著者は実際に鉄製の専用草刈り鎌を使用して草を刈ったことがあるが、宝剣とはいえ銅剣では映画や芝居のようには勇ましく刈れないであろうと。よって著者なりに史実に基づいて描けばこうなるだろうと・・・。
2021/12/04
Kavi
東国征伐の場面。スサノオがヤマタノオロチから取り出した天叢雲剣、別名草薙剣で、火攻めにあい剣で野を炎を払ったとされる場面の解釈。古事記と日本書紀、自己解釈のミックスなのあらたな視点がおもしろい。いろいろな解釈ができるところがこの時代の歴史のおもしろいところ。
2017/12/24
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