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姥捨てバス (角川文庫 は 36-1)

姥捨てバス (角川文庫 は 36-1)

姥捨てバス (角川文庫 は 36-1)

作家
原宏一
村田 善子
出版社
角川グループパブリッシング
発売日
2008-04-25
ISBN
9784048380010
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姥捨てバス (角川文庫 は 36-1) / 感想・レビュー

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りょうこ

最近お気に入りの原さん。話の着想は見事!面白いアイデアだなぁ。現実的にはあり得ないだろうけど世のお年寄りが少なからずこんな事を悩んでるのでは?と思ったり。話の展開は早いのでサクサク読了!

2014/07/10

ジュール リブレ

すっかり忘れていて再読。姥捨山でツアー客が行方不明に。 この頃の原宏一さんの小説の根底のグレーな色は、なかなかなものです。万人受けはしないけど、よく描ききったなという感じで。

2019/09/14

はつばあば

私達老人の実態をよく把握した文章が怖い。若い時に読んでいたら又違った感想もあるだろうが・・・。これは息子と母の繋がり。息子は母親にとって最高の恋人と私の友人は惚気けたが、その間に嫁が介在。長年、夫をたて子供に尽くし・・・よく分かる。嫁もいずれは婆になる。それを忘れているだけや。子供に捨てられたなんて思う事ない。気持ちの持ちようや。息子と母はどこかで繋がっている。その息子に「母はあんたを捨てる」と言ったら、今の社会の現状がちょっとは変わったかな。・・・残念ながら婆には娘。同性には通じませんわ(^_^;)。

2014/07/27

めだか

ウダツのあがらない白バス家業。起死回生を狙って企画した「姥捨てバス」ツアー。相棒とふたりで婆さん達に振り回された揚句、忽然とツアー客全員が消えた!「世間では『年寄りは子供の家族と暮らすのが幸せ』なんていうけど、私たちは誰もそんなこと思っていない!」 子供に捨てられた「姥捨て」なのか、親に捨てられた「子捨て」なのか・・・。切ないラストだが、本当は子供に見切りをつけた婆さん達、どこかで舌出して生きているじゃないかなぁ。

2010/03/01

Walhalla

ドキッとするタイトルですね。 無許可の白バスツアーを描いた作品ですが、原宏一さん独特のシニカルな面白さがありました。しかし、ただ面白いだけの作品ではありません。 「姥捨て」という言葉が古くから民話として各地に残るほどに、お婆さんたちの「シャレとマジ」は、単純に区別できるものではないのですね。 あと、松代のくだりは、とても勉強になりました。

2016/12/20

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