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上 北神伝綺

上 北神伝綺

上 北神伝綺

作家
大塚英志
出版社
KADOKAWA
発売日
1997-12-01
ISBN
9784048527699
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上 北神伝綺 / 感想・レビュー

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高校時代、本作と京極堂シリーズをきっかけに民俗学に嵌まった。今見ても森さんの才気走る画作りは凄すぎてわけがわからない。折口信夫をメインにした「木島日記」、小泉八雲の「八雲百怪」も捨てがたいけど、明治~昭和の作家をいじりまくった本作が一番好き。平成の世でも根強い信者がいる著名人の超解釈が頻出するし、ある程度サブカル知識を持っていることが前提の読者向けだけど、やっぱり今読んでも最高に面白い。

2017/02/28

ネロ

再読。昔民俗学に興味があってそのときに出会った作品です。日本民俗学の創始者柳田國男が提唱し、後にその説を放棄した日本の幻の先住民「山人」が実在したという設定のオカルト伝奇サスペンスで、柳田國男と、柳田の元弟子であり「山人」の血をひく男・兵頭北神との複雑な関係を描いています。内容は賛否両論で、貶す人も多いですが、北神や滝子のキャラクターが魅力的で、森夏美さんのトリッキーな作画はわかりにくいけど、好きです。

2013/02/09

うえ

作品に出てくる実在の人物の性格はともかく民俗学好きには大変面白い内容。柳田、折口、解剖学者の先生とかなり無茶苦茶である。ただし霧社事件は描写によりかなり改変されている様ではある。

2017/05/16

reeree

昭和初期を舞台にした伝奇物。 柳田國男ほかいろんな実在の人物が出てきますが、あまり良いようには描かれてなかったりして架空の話とは言っても出された人の遺族からしたら気持ちいいもんじゃないだろうなあ。

2011/10/12

pochi

2000年 7月26日

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