ふわふわさんがふる (電撃文庫)
ふわふわさんがふる (電撃文庫) / 感想・レビュー
しずく
入間さん、やっぱりいいな。地の文が無駄なく綺麗だから。オチが好きというより、オチの明かし方がストンときた。少年が語る最後の二行は秀逸だね。私の中ではだけれど。心地の良い世界観で、でもやっぱりちょっぴりスパイシーだから飽きないな。思い返すと高評価だった。今回選んだ一行は…「ふわふわさん773はお前をヒフミ、と呼ぶ」。読んだ人ならこれを選んだ理由、なんとなく分かってくれるかなぁと思ったり思わなかったり。相変わらずふわふわした感想になってしまったけど、いいか。今回はふわふわさんだし。ふわふわだし。
2014/05/21
チェシャ猫
ほんわか系のお話かと思ったら、入間さんらしく最後にやってくれました。けど、ほんわか系で終わって欲しかったな。これって 続きあるよね?これで終わらないよね?ヒフミはナナミから親がそんな名前が好きでつけたんだろうなぁと予測できたけど他の人までそんな感じとは想像すらしてなかった・・。
2014/10/22
coco夏ko10角
著者はラブコメと言ってるけど、これはSF…かなぁ。最初はとっつきにくかったけど、世界設定を理解してからは楽しんで読めた。ふわふわさん773のセリフが渕上舞さんの声で再生された、773可愛い。もっと色んなふわふわさんの話を読んでみたい気もするけど、だらだらやらないでここで終わるからいいのかもなぁ。
2014/05/13
Yobata
夕方の空から降ってくる綿毛が死者の姿になる“ふわふわさん”の存在する世界。車椅子の僕のもとにも10年前に死んだ姉の姿の「ふわふわさん773」が舞い降りる。亡くなった当時の姿で現れ、姉の姿ながらも別人の筈が時折姉のような行動をするふわふわさんとの共同生活に戸惑う僕だが…。終始スローペースでアップテンポもそれほど見られない作品だが独特のキャラとの世界観は入間ワールドそのものだった。突然舞い降りた星を継ぐものとされるふわふわさんが姉の姿で現れる。姉と同じ姿ながら姉ではない,むしろ同じ種族ではないふわふわさんに→
2014/04/10
T.Y.
空から降ってくる綿毛が死者の姿になる「ふわふわさん」の存在する世界。車椅子の生活をする僕のもとに、10年前に死んだ姉の姿の「ふわふわさん773」が現れる。11歳の時のままの姿で、変に堅苦しい喋りで何でも知りたがる773を恐れ嫌悪しつつも徐々に心の交流を築く僕だが……最後には衝撃のオチ。こういう家族もどきには、それでも意味はあったのか…? ところである意味では、公式サイトでの事前宣伝が最大の伏線だったような……。
2014/04/10
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