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夜明けのブギーポップ (電撃文庫)

夜明けのブギーポップ (電撃文庫)

夜明けのブギーポップ (電撃文庫)

作家
上遠野浩平
出版社
KADOKAWA
発売日
2008-09-27
ISBN
9784048672375
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夜明けのブギーポップ (電撃文庫) / 感想・レビュー

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うさみP

意思とは様々な、意外な形で受け継がれるのだ。それは関係ない人だったり、その人にとっての敵だったり。とある元探偵事務所現倉庫にある違法改造されたガスコンロ。ありえない強火であっという間に沸騰するヤカン。これは正義を受け継いだ炎の魔女と湧き上がる泡の前日譚。お父さん、もっと捻くれてメンドクサイ人と思ったが、家族思いの普通にいい人過ぎてビックリ。もっと小説の方を書きたかったんだがなぁ。進化の先にある世界の敵とは、何故ブギーポップは立ちはだかるのか。

2024/06/21

ののの@彩ふ読書会

炎の魔女こと霧間凪が中心として描かれた話であり、ブギーポップ最初の事件。短編集のようなものかと思いきやそれぞれ話がつながっていて最後もきれいにまとまって終わってくれる。ここまでシリーズものを読んでいると安定感もあって安心しながら読んでいる。

2023/03/21

イコ

前日譚の話だったので、今まで気になっていたことが色々知ることができた。話もよくまとまっていて完成度高め。

2019/08/03

青味泥シンカ

主要人物達のオリジンが主に語られる過去編でありながら繋ぎの話であり、またこれまで断片的にのみ語られて来た情報の答え合わせでもあるという、改めて考えると非常に入り組んだ構成ながら、しっかり読ませてくれるのは流石といった所でしょうか(しかも十年越しの再読で気付きましたがら、第一作「笑わない」の構造と意図的に重ねている芸の細かさ)。特に映えある世界の敵第一号・来生女史の出て来る一連の場面は、世界の敵の何たるか(かつ敵の敵であるブギーポップとは何なのか)が実に解りやすく描かれていて良かったです。

2023/10/24

九澄屋

やっと凪とブギーポップの過去編。ブギーポップがピンチを助けてくれるのかと思いきや、ほとんど凪が決めきったのは裏切られた。確かに凪の地味さは感じていたので、こっちの方がカッコよくて良い。この時代に男の娘(こ)という言葉は存在しないはずなのに男の娘(むすめ)という文字の並びが出てきたときには少し脳が反応した。ブギーポップの語尾や口調、ちょっと変なところがいくつかありませんでした?キャラがブレていた気がしないでもない。

2023/05/14

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