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ストーリーメーカー 創作のための物語論 (アスキー新書 84)

ストーリーメーカー 創作のための物語論 (アスキー新書 84)

ストーリーメーカー 創作のための物語論 (アスキー新書 84)

作家
大塚英志
出版社
アスキー・メディアワークス
発売日
2008-10-09
ISBN
9784048674157
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ストーリーメーカー 創作のための物語論 (アスキー新書 84) / 感想・レビュー

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コットン

思いを自分なりの作品にする方法が書かれている。

2022/04/15

きいち

欠如の状態から旅に出て宝を勝ち獲り帰ってくる。それが物語の原型、つまりは他人に最も伝わりやすいお話の形。後半、30の質問で物語を立ち上げていくのだが、事例の、女子学生による母からの自立の物語の成立ぶりを見るうちに、こりゃあ就活のエピソード作るのには最強だなあ、と気づく。課題を発見し、自らそれに立ち向かって成長する自己PR、このフォーマットにぴったりじゃないか。援助者は?贈与者は?この肉付けなら、上滑りしない。◇前半挙げられるのは中上健次「南回帰線」。なるほど、物語との距離感測りながら読めばおもしろいのか。

2016/08/24

拓也 ◆mOrYeBoQbw

創作論。基本的にはタイトル通りに30のクエスチョンから自分の書きたい物語を形にしていくチャートも入ってますが、大半は『金枝篇』などから続く、神話から叙事詩&ギリシア悲劇に至る構造論を現代の作品を挙げて分かり易く解説している本と言えますね。こういうとワンパターンでマンネリな物語創作論に思えますが実は逆で、モダニズム~ポストモダンと言った”意識の流れ””モンタージュ”を使った作品ほど、構造論や古典を重視してるという事に気づきます。ジョゼフ・キャンベルのインタビューなどはようつべでも見られますね。

2017/05/30

小太郎

大塚英志さんは何冊か読んでるけれど、この本も彼が信じる物語の作り方の入門書です。問題はこの本をどう使うかなんだと思うけれど、所謂、純文学や私小説向きのハウツーではありません。アウトデザインやラノベ(批判してるけど 笑)RPGならば十分だと思いますがワンパターンになっちゃうかも。

2018/09/20

小木ハム

再読。心の底でぐつぐつと煮えたぎる想いを、どう形にしたらいいの?30のステップで物語の骨格が組み立てられる本。あくまで骨格なので、肉付けで個性を出しましょう。文体がやや固いものの、受講生の創作例を取っての説明は凄くわかりやすい。物語の法則『行って帰る』これは異界への旅立ちと帰還であり、日常と非日常とも言い換えられる。ラストで主人公は広い意味で″大人″になる→必ずしも外的成長は必要ではなく内的成長があればよい。『職業的な物書きになるか否かとは関係なく、″物語る技術″はあなたの手許にあっても無駄ではない』

2017/05/04

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