KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

僕の小規模な奇跡

僕の小規模な奇跡

僕の小規模な奇跡

作家
入間人間
出版社
アスキー・メディアワークス
発売日
2009-10-10
ISBN
9784048681216
amazonで購入する

僕の小規模な奇跡 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ゼロ

登場人物の殆どがストーカーであり、登場人物の殆どが名前を明かされていない青春モノ。初のハードカバーですが、キャラクターの造形や展開はラノベそのもの。兄と妹が交互に語り部をやり、話が繋がっていないようで繋げるのは上手い。終盤になり、面白くなってきました。キャラクターの思想はヒネクレていて、不安定なもの。大人を書けない作家だなと読んでいて感じました。殺傷事件を起こし、物語を締める。飽きてきたなので、次は新しいものを読んでみたいです。

2011/02/25

夏乃

『昨日は~』と『明日も~』を読んですごく衝撃を感じた入間さん。それで構えて読んだのでもったいないことしたかも。 いれかわり登場する2組の男女の会話が面白かった。20年前僕に降りかかった出来事。僕の祈り。それが20年後の今、出会いをもたらし、俺と彼女、彼と私の青春の物語が始まる。僕がもたらした奇跡が優しくみんなをすくいあげて。ささやかだけど、この上ない幸せを感じる奇跡の物語でした。

2013/04/29

らゆ

会話も地の文の回りくどさも、何もかもツボでした。『俺』がもう、バカ正直すぎて素敵だ! 超ポジティブシンキング!! 『彼女』のキツい言葉への返しも面白かったです。なんだか『彼女』はずっと『俺』に振り回されそう(精神的な意味で)。真っ直ぐに相手を想うのはとても危ういけれど、こういう青春もいいと思います。『俺』はやりすぎ感が否めませんが……!妹のだるだる加減もよかったなー。彼と幸せになってほしいものです。しかし最初に出てきた『僕』のキャラが一番好みだったので、ちょっとしょんぼりでした……。

2011/01/28

雨野

回りくどい表現は人によって邪魔に思えるだろうがこの作者の文体は『人の内面』を如実に表していると思える。単純にできてても複雑に重なり合ってできた人間、それと思い。感情移入する言葉が多く私は好きだ。自信はないのにポジティブな兄と最後で驚かされたハンサム丸は格好いい。お互いカノジョたちと仲良くする姿は微笑ましくて楽しい。狂気の少ないこういった作品もぜひ人に勧めたい。/人と仲良くなれない奴は、一対一では普通に喋れるのに集団では途端に無口になることを、『持つ者』は知らなんだよなぁ。

2010/10/03

レモンのこころ

ラノベっぽい。というかラノベ?普段ラノベを読まないので、読みにくかった。登場人物が誰一人本名を明かさず。。。こういう形もあるんだ!!ちょっと衝撃。笑える所は多々あった。でも、あまり印象は残らないかも。

2012/08/08

感想・レビューをもっと見る