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お茶が運ばれてくるまでに ~A Book At Cafe~ (メディアワークス文庫 し 1-1)

お茶が運ばれてくるまでに ~A Book At Cafe~ (メディアワークス文庫 し 1-1)

お茶が運ばれてくるまでに ~A Book At Cafe~ (メディアワークス文庫 し 1-1)

作家
時雨沢恵一
黒星紅白
出版社
アスキー・メディアワークス
発売日
2010-01-25
ISBN
9784048682862
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お茶が運ばれてくるまでに ~A Book At Cafe~ (メディアワークス文庫 し 1-1) / 感想・レビュー

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♡手乗りタイガー♡

「あなたはイスに座って、ウェイターが注文を取りにきました。あなたは一番好きなお茶を頼んで、そしてこの本を開きました。お茶が運ばれてくるまでの、本のひととき…」な、時に読む、時雨沢さん×黒星さんコラボ作品、短編集ですvなので2、3分ほどで読み切れる、18篇ですvあたしが一番好きなのは「やりたいこと」。読む人の環境、仕事、状況で、きっと何か心が動くはずですv

寂しがり屋の狼さん

ドキリとする、ウルッとする、元気になる、胸が痛む、答えを探す、好きな人に会いたくなる…そんな心動く18の物語。うん、お茶が運ばれてくるまでに読みきれますね☕(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)

2022/12/20

ちはや@灯れ松明の火

カフェで眺めのいい席を選んで小さな本を開けば、仕事からも家庭からも解き放たれて他の誰でもない独りに戻る時間。紡がれることばは薔薇のように芳しい香りの影に鋭い棘を潜ませる。旅先で見た記憶の色、伝えたい柔らかな感情、迷う背をそっと押す例え話、無意識に目を反らしていたことへの痛烈な問い掛け。時に無垢は残酷であると思い知らされ、埋めることができない( )に声を失い、寄り添うばけものを『コドク』という名で呼んでみる。ふと顔を上げた窓の外、光溢れる世界は無数の影で彩られている。あなたは今、どこにいますか?

2010/05/26

ひめありす@灯れ松明の火

お気に入りのカフェ、飲み物を注文して、貴方を待つ時間。私は本の頁を開く。心の頁、今日はどんな事を話そうか。傍らに寄り添う『重圧』という名のバケモノ、乗り越えた時にその脆さを知った壁、一粒の薬の選びきれない命題、永遠に続く貴方への気持ちらぶれたー。りゆう。道の向こうに貴方によく似た人。紳士の皮を被った野蛮人。つい目で追ったその先で窓硝子が鏡になって、そっと私の顔を映す。酷い顔ね、とそちらに向かって微笑んでみる。それでは駄目、運命が逃げてしまう。だって、私の運命を変える魔法使いは、いつだって私自身なのだから。

2010/10/09

5 よういち

18編を収録した絵本。タイトル通り、お茶が運ばれてくるまでにサクサクと2~3編を読める。絵がほんわかしているが、文章は優しかったり、ドキっとしたり、悲しかったり、納得したり...◆力強さをくれる「ばけもの」、つらすぎる「くすりはひとつ」、それでいいんだよと思えた「しんしのはなし」、とっても寂しい気分になった「はな」、「ぶき」と「きょうのできごと」はたとえ話として秀逸、失った人に会いたくなるけど生きている自分を大切にしたくなる「しんあいなるあなたへ」、そして大好きな話しになりそうな「かべ」

2018/08/24

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