とらドラ・スピンオフ!〈3〉―俺の弁当を見てくれ (電撃文庫)
とらドラ・スピンオフ!〈3〉―俺の弁当を見てくれ (電撃文庫) / 感想・レビュー
Yobata
とらドラ番外編,短編集2。北村が持ってきたおばあちゃん手製の弁当の出来に敗北感と嫉妬を覚えた竜児は…「俺の弁当を見てくれ」。狙っていた大河の超高級のドラム式の全自動洗濯機に自分のパンツを入れた竜児だが…「とらとら!」。竜児のアパートのとある日曜の風景…「とらドラ!な日曜日」。食堂を営む高須竜児。同級生の北村に手伝ってもらいつつも目付きの悪さからヤンキー経営の店として周囲から恐れられ来客は櫛枝実乃梨というOLと逢坂大河という隣人しか客が来なかったが…「ドラゴン食堂へようこそ」。図書館からの帰り道、急に雨に→
2013/09/15
yosa
バラバラでごった煮な掌短編の中で、とらドラの最後のピースとして語られた能登の物語が、これからも緩やかに続いていく青春ストーリーを感じさせてとてもいい感じにシリーズを締められた。問題作はやっちゃん。これだけを読んでしまえば何のことだかよくわからない、ポートレート的な掌編に過ぎないのだけれど、全てを読んで、きちんとしたタイミングで意味を知れば、とんでもない破壊力を持ったエピソードなのだと気付く。これラノベでしょ? 電撃文庫でしょ? 唐突にレーベルの壁をぶち破る母の強さには白旗を上げざるを得ない。
2018/11/19
YO-HEY@紅蓮ロデオ
こーゆー短編をまとめて出してくれるのはうれしいです。てか、待ち望んだ、能登と木原の話!なんか、目茶苦茶泣いちまったぞ。なんだろう…能登のことやっぱり好きだわ。でも、これで本当にとらが終わり。ゆゆ子先生!ありがとうございました!
2010/04/11
そのぼん
スピンオフの第3弾。一番はじめのお弁当ネタ『俺の弁当を見てくれ』が一番好きだったかな。かなり短い話も収録されていました。
2013/10/06
豚山田
短編集。後書きによると「特典」としてや「お祭り的一発ネタ」として書いたものとの事ですが、その作用からか何だか詩集のような仕上がりの一冊、という印象でした。そういう意味では象徴的な一話「とらドラ!な雨宿り」が良い雰囲気を出していたでしょうか。喧嘩して、罵り合って、はしゃいでという「お話向け」の姿も楽しいのですが、二人の長い道のり、そうばかりでもないでしょう。こういった穏やかで、本当に小さなやり取りの積み重ねの中で、理解しあい、深めあっているんだろうなぁ、と思うと非常に感慨深い一話です。ここだけでも買いかと。
2014/02/09
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