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六百六十円の事情 (メディアワークス文庫 い 1-3)

六百六十円の事情 (メディアワークス文庫 い 1-3)

六百六十円の事情 (メディアワークス文庫 い 1-3)

作家
入間人間
出版社
アスキー・メディアワークス
発売日
2010-05-25
ISBN
9784048685832
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六百六十円の事情 (メディアワークス文庫 い 1-3) / 感想・レビュー

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takaC

登場人物全員がつながるまでの低速展開を耐えられるかが肝。

2013/04/29

ちはや@灯れ松明の火

『カツ丼は作れますか?』倦み澱んだ日常に突如放り込まれた一石は、頑なな容疑者の閉じた心を籠絡してきた魅惑の丼。たかがカツ丼、されど660円。ニート女、男子高生、女子小学生、ニート男、老人と、経済活動に従事していない人間には結構な大金。そしてどん詰まり状態だった彼等は狭い町の中、知らずすれ違い顔を合わせながら迷い惑い暴走し、各々の生き方を再起動させていく。カツ丼の神様に手繰り寄せられるが如く絡みつつ。豚肉、衣、玉ねぎ、ご飯、そして卵が加わった時黄金色映える極上の一品は生まれる。主役の証のように燦然と輝いて。

2011/02/11

❁かな❁

読み友さんのオススメで読んでみました!ある掲示板の「カツ丼作れますか?」の一言の書き込みから始まる日常系青春群像ストーリーです!各章ごとにメインの登場人物は変わり、それぞれがリンクしています!登場人物はニートだったり、家出少女だったり、現役を終えた老人だったりと色々です。皆がそれぞれの事情を抱えています。すれ違いジジイと呼ばれてしまう老人が最後に大活躍で素敵でした♪皆がどんどん繋がっていくのが楽しかったです!エピローグでその後のみんなの事を書かれていて嬉しかったです!童貞&処女の高校生も可愛かったです!

2013/02/16

黒瀬

「カツ丼つくれますか?」という一言をきっかけに繰り広げられる、小さな町の匿名掲示板から繋がれた若者たちを中心とした群像劇。多くの章に凸凹コンビがいて、全員合わせればそれなりの人数になるのですが最後に一堂に会す場面は最後のピースがはまったかのような高揚感、ではなく、無くしたと思っていたピースがようやく見つかったような安心感に包まれました。

ぶんこ

地域コミュニティーの掲示板にあがった「カツ丼作れますか」のトピックから始まった物語ですが、ニートの人が多く、親から貰った7万円近いお金を貰って直ぐに落としてしまう青年。落としても「まぁいいか」と淡白なのに拒否反応。物語と思っても汗水流して働かない若者の話は読んでいて不安になるばかりでした。おじいさんが出てきて、やっとホッとするって、おかしな気分。私には合わなかったです。

2018/03/10

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