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初恋彗星 (メディアワークス文庫)

初恋彗星 (メディアワークス文庫)

初恋彗星 (メディアワークス文庫)

作家
綾崎隼
出版社
KADOKAWA
発売日
2010-05-25
ISBN
9784048685849
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初恋彗星 (メディアワークス文庫) / 感想・レビュー

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黒瀬

彗星が降った夜空に勝るとも劣らない清涼感のある青春恋愛ミステリ。家に火を放って義母を殺害しようとした星乃叶。そんな彼女を招き入れた紗雪。そして幼馴染の柚希。唐突な別れにもめげず、この遠距離恋愛の行き着く先は何処になるんだろうと思っていると幕間劇で物語は急転直下。すれ違い、報われないと知りながら自分の感情を殺して二人に尽くした"彼、あるいは彼女"の願いがあの星に届きますように。愛したからこそ抱えなくてはならなかった秘密はいつ打ち明けるべきだろう。話さなくてはならないと分かっていても……。

2021/05/28

とら

冒頭の独り語りからは想像出来無い展開がまた物凄くて…このとてつもない驚きは大体一巻に一回きりなのだが、その比はそこらの比では無く、下手なミステリをも軽く凌駕する。個人的には前巻よりも感情移入しやすくて…と言うのは、とある二人に境遇が凄く似た…言ってしまえば恋愛をした経験があり、似た様な感情を持った事が実際あるから、前巻よりも面白いと感じたのだと思う。但し、想いの強さは確実にこのフィクションの方が強いと断言出来る所が本当に悲しい(笑)…いや笑い所じゃ無いのだけれど。だから来て欲しくない展開と言うのはあり…→

2014/02/16

りゅう☆

小6紗雪の幼馴染柚希の恋人は転校生の星乃叶。でも星乃叶はまた転校。そもそも10代の若者が全く会えず、時々の手紙交換だけで一途に何年も遠恋続けれるという設定がありえない。しかし実はその間、星乃叶の驚愕の現実を突き付けられた紗雪は大好きな二人の気持ちを想うが故に、苦しくもある嘘をずっと付き通す。そんな紗雪の気持ちは理解しがたいが、一番感情移入できたのも紗雪。男女の関係としては本当に現実離れしてるけどそこは小説と割り切って、でも予想だにしなかったその後の3人の関係を垣間見ながら紗雪の幸せを願わずにはいられない→

2015/11/26

菅原孝標女@ナイスありがとうございます

シリーズ二作目。4人の初恋を綴った切なく淡く、哀しい物語。誰かのためにここまでできる彼を、彼女を、尊敬する。こんな物語、あってほしいな、ないといいな、どちらとも思います。 とにかく文章が流麗でなんとも魅せられる。次作も早く読みたいです。

2018/08/24

Yobata

ある夜、逢坂柚希は幼馴染の美蔵沙雪と共に舞原星乃叶と出会い、美蔵家で居候生活を始めた星乃叶はやがて柚希と恋に落ちる。1年経ったある日、星乃叶の転校が決まり、以後手紙のやり取りの遠距離恋愛が始まるも…。「星」に願いを込めた青春恋愛劇。今作もすれ違いと一途なまでの想い故の嘘が物語を悲劇的にも恋愛的にも盛り上げる切ない恋物語だった。前作同様,居候から始まる恋だったが、今回は小学生という子供ながらの恋心が今尚続くという純愛で、小学から離れ離れになって、中,高と多感な青春時代にも関わらず星乃叶を思い続けた→

2015/05/18

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