ほうかご百物語 9 (電撃文庫 み 12-9)
ほうかご百物語 9 (電撃文庫 み 12-9) / 感想・レビュー
わたー
本編完結。大祓が解決して平穏な日常が戻ってきた。やっぱりこのシリーズはこうでないとと思わせてくれるのは、これまでの積み重ねがあったからだろう。最後までイタチさん一筋でブレなかった真一も、ここまでくるとウザい奴から一本芯のある奴に見えるのだから不思議。これからも二人で歩んでいくことがよくわかるラストで最高だった。
王蠱
「あんこーる」まで読んでからの感想。最終決戦後、取り戻した日常を描くというのはラスト付近じゃよくある流れだがこの作品は「日常=非日常」なわけでまったくノリが変わらずで拍子抜けつつもやはり心地よい。一年ぶっ通しで修練するとか真一始めこの作品の連中は本当に「いいバカ」ばっかり。恋愛をここまでストレートかつ飽きさせずに書ける作家は本当に稀だし尊敬する
2012/07/09
海星梨
KU。結構駆け足のハピエン。保健室の先生はなんかあるなと思ってたら案の定。アルバイターのけんも駆け足だったし、まだ7巻くらいできる余裕があったのになぁと残念。真一父とかも絶対になんか裏設定あって出てきてないでしょ笑 イタチさんと付き合った後に、実は海外系妖怪の美少女連れて帰ってきて真一と同居し始めて、イタチさんヤキモキみたいな話だってできたわけで。あと、まだ決着してないカップルが多すぎるんよ。マジで「おとまほ」くらいの冊数欲しかったなー。まぁ、電撃は結構その辺シビアに巻数決める嫌いはあるんだけどさ。
2023/03/26
中性色
完結巻。いろいろと回り道はあれど落ち着くところに落ち着く感じはやっぱいいなぁ。しかし、最近妖怪退治の理由がお互いに悟らせないためな気がしてくる。しかし覚に暴露される純情少年フィルが面白い。そしてその覚に昆虫みたいとか言われる真一って。あと、水着をほめられただけでショートする新井さんとか。あとは短編を纏めた巻が出る感じか。個人的にはイタチさんが好み。
Mu@仔羊堂(文フリ東京39,け-19)
ああ、大団円。うん、最後はやっぱりこう来なくっちゃね。オールスター総出演あり、二人の告白あり、そしてイタチさんの消失の危機あり、ラストのふさわしいエピソード。イタチさんとの別れの危機は、でも、あんまり危機感は感じなかった。だってそこは『ほうかご』だもの。きっと乗り越えてくれると信じてたよ。なので逆にドキドキが足らなくて残念だったかも。真一とイタチさんには心からおめでとうと言いたい。いやむしろ、真一、爆発しろ!(笑)あと一巻、番外編も楽しみに待ちたい。
2010/12/20
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