KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ぼっちーズ

ぼっちーズ

ぼっちーズ

作家
入間人間
宇木敦哉
出版社
アスキー・メディアワークス
発売日
2010-11-25
ISBN
9784048700986
amazonで購入する

ぼっちーズ / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

まる

みんな不器用で、不恰好で、それでもなんだかんだ他人と関わりながら生きていくんだなあ。なんて、ちょっとほっこりしながら読み進めていましたが、最後の話で全ての繋がりを知り、この時のこの人はこの人だったのか!という気付きが面白かったです。そしてなんて壮大な物語(笑)僕たち私たちとは呼べない集団。こんな人たちが本当にいても良いんじゃないかと。吉田さん可愛い。

2017/01/19

Yobata

大学に進学したものの友達が出来ず独りぼっちな生活を過ごす彼らは、謎の保険医に導かれ第四講義棟にある秘密基地へと誘われる。そこには誰も訪れないぼっちの楽園で安息の地になるが、何かと戦うことを迫られる…。ぼっち達が“友達”とは何なのかを考え,足掻く群像劇。「六百六十円の事情」や「僕の小規模な奇跡」など当時の入間作品同様、この作品も群像劇形式だが、一話一話の主人公が同時期に動くのではなく年代がバラバラな群像劇。保険医や多才という同人物や大学前のクレープ屋など同じものが登場するも、クレープ屋が潰れてたり多才を→

2014/08/06

鷺@みんさー

例えば、世間が羨むほどの美貌や名声、金などおよそ総てを手にしていると思われている、今をときめく俳優たちだって、薬物に手を染めたり、騙されて借金地獄だったり、ついには自ら死を選ぶことさえあるのだ。リア充と呼ばれる人たちも、パーリーピーポーと属される人たちも、同調圧力の中で必死のサバイバルなうかもしれない。…とかいう私の個人的感慨は、この本の感想とはあまり関係がない。

2021/07/23

T.Y.

序盤から具体的な地名が出て、舞台となる大学を容易に特定できるようになっており、内容も実話臭い大学生活ぼっち話が並ぶ。だが、読み進むと章ごとに主人公の変わる群像劇であり、最後にそれらが結び付いた全体像が見えてくる構成であることが分かる。これは実は「生の人間の存在を感じさせる私小説の技法を取り入れた技巧的小説」なのではあるまいか。そして、全てが結び付いて大きな全体をなすと言ってもやはりそう劇的な物語があるわけでないのは、「ぼっち」は複数形でも「ぼっち」という主題に対応するのだろう、おそらく。

2013/03/27

ふなき

"僕と他人が揃っても、「友達」にはならない。「ぼっち達」になる。" この帯の言葉が良すぎて(笑)友達がいないぼっちな人々の話です。自分はぼっちというより音石さんくらいのポジションですがそれでも人の目が怖かったり、というのはわかりますね。一人の居場所が欲しくなるあの感じ。入間さんの本を読むのはこれで二冊目なのですが少し読むのに時間がかかってしまいます。それでも最後にばーっとまとめてくれるので読んでよかったなーとなります。ただ、誰が誰だかわからなくなりそうなので相関図が欲しいなと思いました。笑

2013/01/23

感想・レビューをもっと見る